2016/05/14

バリ島蜂洞での実験養蜂

飼育群の二次分蜂(注)。かなり小振りだがネット捕獲が容易な位置に蜂球ができたので、この群を使ってバリ伝統のココ椰子蜂洞での日本ミツバチの実験養蜂に着手することにした。

まず最初の関門は、日本ミツバチがこのココ椰子蜂洞に居ついてくれるかどうかだ。

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捕獲網から巣箱への入居はいたってスムーズ。ネットと蜂洞を連結するといそいそとネットを駆け上り10分足らずで全員バリ島蜂洞へ移動した。(右写真)

日本ミツバチの巣箱常識から判断すると、バリ島蜂洞には幾つもの問題点があるようにも思える。とはいえ、日本ミツバチもバリ島で生息しているミツバチも共にApis cerana(東洋ミツバチ)、近縁の親しい仲間同士であることは間違いない。であればバリ島の歴史の中で育まれた蜂洞が、日本ミツバチには絶対不向きということでもないだろう。

半信半疑でのバリ島蜂洞での実験養蜂のスタートだったが、一夜明けた今朝の蜂洞周辺は拍子抜けするほど平穏。ミツバチ達は結構気に入った様子で小さな巣穴を入れ替わり立ち替わり出入りしている。


花粉を運び込む光景が見られるほどに居ついてくれたら、この蜂洞を譲ってくれたバリ島のSudi Warung氏に動画添付で報告しようと思う。そしてこの蜂洞を作ったバリ島の古老にもう数個同じ物を作ってもらうよう依頼できないかも尋ねてみよう。

追記: (5/17) 「 5/2に分蜂があった」との隣家E氏からのメール。ということでこれは第三次分蜂だった。