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秋のセンダングサ”に匹敵するようなビーライニング(=ビーハンティング)の花畑を探してここ数週間八ヶ岳南麓をずいぶんと歩き回ったが思った以上に苦戦した。
最終的には”菜の花畑”というありふれた結論に落ち着いたが、その菜の花の群落も八ヶ岳南麓の河川敷には意外と少ない。利根川、荒川、多摩川など、関東南部の大河川の下流域では河畔を埋め尽くすように咲いているカラシナやアブラナだが、釜無川や須玉川の八ヶ岳南麓流域ではほとんど見かけない。以前、ハルザキヤマガラシが梓川上流の上高地付近まで繁殖していたのを見かけた記憶があるので八ヶ岳南麓の気温が低すぎるせいということではないだろう。
一方、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、蕗の花などを訪れているミツバチも見かけるがほんのチラホラ程度で数は多くない。ダンコウバイ、桃、桜、. . . など、菜の花と競合する木々の花が一斉に咲き出す春の季節のビーらイニングでは、秋に比べて一層難しさが増しそうな気がする。そういえば、シーリー先生がビーらイニングに関する著作やYouTubeでのプレゼンテーションで示している写真もその多くが秋の光景のようだ。
追記:2017/05/08
4月下旬頃になると畑や空き地のセイヨウアブラやセイヨウカラシナを、5月に入ると釜無川河川敷でハルザキヤマガラシを見かけるようになった。自分の探す時期が早過ぎたようだ。