2017/04/08

電柱が消えたら景色がいいで大賞


八ヶ岳南麓の玄関口、中央道長坂インター交差点の光景。「電線とノボリ旗が無ければ、甲斐駒だけでなくカリヨンももっと映えるだろうに」といつも嘆息してしまう。

旧聞になるが無電柱化民間プロジェクト実行委員会が実施したフォトコンテスト ”電柱が消えたら景色がいいで大賞”で最優秀賞を受賞したのが右写真。撮影場所は静岡県御殿場市らしいが、この最優秀賞作品と比較しても上写真の甲斐駒の景観は決して遜色のないほど”電線病”に侵されていることは一目瞭然だ。

無電柱化では日本は世界の後進国らしい。ロンドンやパリの無電柱化率は100%、アジアの隣国でも、香港100%、台北95%、シンガポール93%、ソウルが46%、北京の34%に比べ、東京23区が7%、京都市は2%と圧倒的に低い。(国土交通省資料)

小池都知事はずっと以前からの無電柱推進派で「無電柱化革命」という共著者でもある。昨年12月の施政方針演説で、東京都の無電柱化に力を注ぐと宣言したが、その余波ができるだけ早く山梨まで届くことに期待したい。

(無電柱化民間プロジェクト実行委員会のポスターから)