2008/09/10

サイトウ・キネン・フェスティバル松本


一泊旅行で サイトウ・キネン・フェスティバル松本に行ってきた。フェスティバル開催中を告げる旗が街中にたなびきこの催物が街をあげての一大イベントであることが良く分かる。(写真上)

音楽祭の総監督は小沢征爾氏。サイトウ・キネン・オーケストラは、世界各地で活躍する齋藤秀雄門下生が夏の松本市に集結して結成する臨時の楽団だ。約一ヶ月間にわたり、オーケストラ、室内楽、オペラ、子供のための音楽教室、 . . . と様々な催し物が開催されいまや世界的な音楽祭となった。

最終日の今夜の出し物は小沢征爾指揮によるモーツアルト、武満徹、マーラー作曲の3曲。コンサート会場の松本文化会館には正装の観客も見られ華やいだ雰囲気だ。(写真中)

指定席が舞台のすぐ近くで、指揮をしている小沢征爾氏の顔の表情や指の細かい動きがハッキリ見える。音楽を楽しむ以上に氏のエネルギッシュな指揮に見とれていた。

世界各地で活躍している同窓生や旧知の音楽仲間が年に一度集まっての演奏会とあってフィナーレの光景も独特。指揮者が全員のオーケストラ楽団員と握手して回り、演奏者同士も来年の再会を誓って舞台の上で握手したり抱擁しあう姿は通常の演奏会では見られない感動的な光景だった。(写真下)