2010/10/13

オオクダ


ここ数日スズメバチの飛来が激しい。大半はキイロスズメバチで、毎日50〜80匹くらいを昆虫網で捕殺している。一方、オオスズメバチは一日に1〜2匹程度。

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今年春先の話。ミツバチ給餌用にと近くのショッピングセンターのスーパーで砂糖を8袋購入した。勘定をしようとレジに進むと「まだお中元の時期でもないのになんでこんなに砂糖を?」とレジ嬢からの質問。ウィークデーの昼間とあって客足も少なく手持ち無沙汰風なレジ嬢としばしのミツバチ談義がレジ前で続いた。

以前、ご主人がミツバチを飼って“いた”のだそうだ。「でも去年の秋、“オオxx”にやられてしまって今はいない」とのこと。話の前後から“オオxx”は、スズメバチのことだろうな、と推測しながら会話を続けたが、後日、地元の蜂友K氏に尋ねると「オオクダと言ったのでしょう」。

その時のことを思い出して調べると、“オオクダ”は“クマンバチ”と共にオオスズメバチの山梨県の方言。山梨日日新聞は、「オオクマンバチ→オオクバ→オオクダ」と変化した、と推測している。

「オオクマンバチ→オオクバ」までは良しとしても、「オオク」が「オオク」に変化したと言うのには少々無理がある。オオスズメバチは大管蜂(=Large tube bee)とも呼ばれるらしい。オオクマンバチではなく、オオクダバチからオオクダに変化した、と考える方が自然では、と思うのだが?

(写真大きい順にオオスズメバチ、キイロスズメバチ、ミツバチ)