分蜂群捕獲待ち箱の最後の二箱を昨夜持ち帰った。春に入居を確認していながら何となく回収作業のタイミングを失し、野辺に置きっ放しになっていたもの。
巣箱総重量を計ってみると13.4kgと10.2kg。待ち箱の自重が2.5kg前後なので、それぞれの群は10kg、7kgを超える蜜を貯めていることになる。冬越しに必要な最低限の貯蜜量はほぼ確保しているようだ。
巣板は底板近くまで垂れ下がっている。春、入居直後に山荘に連れ帰り、飼育巣箱に移して管理してきた群と比較しても、巣板の大きさ、蜂の総数、推定貯蜜量など、どの面でも遜色がない。待ち箱を置いていた場所が、夏の蜜源環境にも恵まれていたのだろう。
周辺の花も数少なくなり、日に日に気温も下がっているこの時期になってから、待ち箱から飼育巣箱に群を移すのは負荷が大き過ぎるだろう。ということで、待ち箱の下部に作業部屋を、上部に換気部屋を連結して、去年から始めた「KT式待箱をそのまま飼育巣箱として転用」する実験飼育群に加えることにした。
また、この群は建物南面の日当たりの良い場所に設置して "日向養蜂" 群として冬越しさせる計画でもある。