清里ライン(国道141号線)を走っていて木枝の隙間からチラッと見えた清里湖、氷解した水面に水鳥らしい影。もしや!と湖岸に下りてみると期待に違わずオシドリが170〜200m離れた対岸の湖壁に群れていた。大雑把なカウントでも250羽をくだらない数のオシドリの大群だった。
これまでも晩秋に
ドングリを食べに来るオシドリはよく見かけたが冬の結氷した清里湖にこれだけの数のオシドリが集まっているのは初めて見た。
すでにペアを組んだらしい番(ツガイ)の姿も多い。
鴛鴦之契(えんおうのちぎり)で有名だったが、実は毎年パートナーを替え、抱卵も育雛もメスだけに任せてオスは一切協力しないという生態が知れ渡ってしまったせいか、最近の結婚式では「オシドリ夫婦のように . . .」と言う祝辞はめっきり聞かれなくなった。