大木の樹洞(うろ)が少なくった八ヶ岳南麓で、フクロウに営巣場所を提供しようと、
八ヶ岳自然クラブがフクロウプロジェクトを始めて14年目、これまで150羽以上のフクロウが八ヶ岳の森へ巣立って行った。昨日と今日の二日間は、そのフクロウ巣箱の保守点検作業。
この作業、あまり早い時期に実施すると、まだスズメバチが巣箱を利用中だったり、せっかく入れ替えた新しい巣材を、フクロウが入居する前にテンなどの小動物が汚してしまう。かといって、作業時期があまり遅くなると、寒風の中での作業がきつくなる。
天気予報は寒波到来を告げていたが、幸いこの二日間風はほとんどなく、温かい陽射しにも恵まれて談笑を楽しみながらリフォーム作業は快調に進んだ。気の早いフクロウ夫婦は12月に入ると営巣場所を探し始める。