そして穴あけの対象になるのは、ケイカル板の有孔ボードが圧倒的に多い。
アオゲラは、軒天をねぐらや営巣場所として利用する気はない。板を突く音で自分の縄張りを宣言したいだけなのだ。だから遠くまで工事音が響く有孔ボードを好む。. . . と、しごく説得力のある解説を以前に聞いたことがある。
ところが今日のアオゲラの行動を見ていると、あきらかに軒天裏を住処に利用しているように見える。まず頭をのぞかせてキョロキョロと周囲を見渡す。敵がいないことが確認できたらサッと巣穴から飛び立つ。これは他の野鳥が巣を出入りする時と一緒だ。
- 軒天の穴開けはアオゲラの巣づくりだった?
- 巣穴とすれば、なんで同じ建物にこんなにたくさんの穴を開ける?
- それとも軒天穴に入るのは、ここ数日の格別に寒い気候に耐えかねての特殊な振舞い?
- 穴を開けるのは、「無孔ボートと有孔ボードの境界線直近で、有孔ボート上」を頑なに守る理由も知りたい。