2014/09/28

ホークウォッチング 2014年秋

今年のワシ・タカの渡りは例年より少し早いようだ。信州ワシタカ類渡り調査研究グループの「速報」によると、9月20日に2491羽をカウントしてから渡りの鳥数はドンドン減っている。
このままではホークウォッチングのシーズンが終わってしまいそうだ。そして、もう少しましなワシ・タカの写真を撮りたいと購入した高倍率コンデジを試すチャンスも逸してしまう。ということで、昨晩突然思い立って今朝早朝に信州白樺峠へ向かった。


今日一日の渡りの数は289羽(上記調査研究グループ調べ)とピーク時ほど賑わいではなかったが、快晴と上昇気流に恵まれ十数羽で形成した小さな鷹柱も何度か出現しまあまあの成果だったと思う。

撮影した写真も、昨年同行してもらったKT氏の写真や、鷹見の広場に陣取るベテランカメラマンの作品とは比ぶべくもないが、自分自身の昨年の写真に比べて数段の進歩がみられ本人にはそれないに満足のいくものになった。
帰路立ち寄った奈川温泉富喜の湯も期待以上に心地よい温泉で大満足。

2014/09/26

秋色メニュー


9月17日に見かけたキノコの幼菌が一昨日に降った雨でやっと食べごろの大きさに育った。

と言うことで、昨晩はキノコの炊き込み御飯にサンマとナスの炭火焼、今朝の朝食はキノコのオリーブ油炒めとヤマブドウジャムとすっかり秋色メニューに。

2014/09/23

ヤマブドウ不作

今年はヤマブドウが不作のようだ。例年に比べ果実を付けた樹が少ないだけでなく、付いている実も随分と小粒だ。

ということで、今年はヤマブドウワインの仕込みは諦めてヤマブドウジャム造りだけにした。

2014/09/19

スズメバチの季節

ここ数日、巣箱周辺にキイロミツバチの姿が頻繁に見られるようになった。巣門前でホバリングしながらチャンスを見て攻撃をしかける。

体力で圧倒的に勝るオオスズメバチの傍若無人な襲撃と違い、キイロスズメバチの攻撃はおっかなびっくりだ。ミツバチの熱殺戦法での返り討ちに会うのが怖いからなのだろう。

ところが、近頃は新手の作戦を使うスズメバチが出てきた。巣門に陣取りシマリングを繰り返す前線部隊との正面対決は避け、少し離れた位置に身をひそめ、花蜜や花粉集めから帰ってくる単独のミツバチを待ち伏せして狙うゲリラ戦法だ。(下写真)
巣箱に向かって翔んでくる一匹に的を絞って襲いかかるので返り討ちのリスクはない。しばらく様子を見ているとこちらの方が捕獲の成功率もかなり高い。

ミツバチの高度な脳機能に関する研究論文は数多いが、スズメバチもなかなかの利口者のようだ。ともあれこの作戦がスズメバチの仲間内に知れ渡る前になにか対策を打つ必要がある。


蜜源植物:ノコンギクとアキノキリンソウ


ここ数日、庭の野草畑ではノコンギクとアキノキリンソウで花粉を集めるミツバチの姿を頻繁に見かける。
どちらかと言えばノコンギクよりもアキノキリンソウの方が人気があるようだ。

2014/09/18

八ヶ岳デイズ

雑誌「八ヶ岳デイズ」の発刊3周年記念号が発売された。

表紙を飾るのは八ヶ岳倶楽部代表の柳生真吾氏。そして、特別企画の “楽園で遊び暮らす” では「柳生真吾の自然を楽しむ8つの遊び」の案内人として登場する。

その柳生真吾氏が、"自然を楽しむ遊び"の一つとして取り上げているのが日本ミツバチのホビー養蜂。それも"森での遊びの中でも究極のもの"として紹介されている。

子供時代は昆虫少年だったという柳生真吾氏は、ミツバチ研究のメッカ、玉川大学農学部の出身。同大ミツバチ科学研究センターの前代表 佐々木正巳名誉教授とのおつき合いもあり、ミツバチはいつも身近な存在だったようだ。それに加えて園芸家としての知見と造詣。そんな柳生真吾氏が案内する養蜂スタイルは、ミツバチにとどまらず「ミツバチ→花→森→里山→自然」へと幅広く展開する。

(注)写真は同記事の一部を写真転写したものです。

2014/09/17

幼菌の季節

そろそろかな、と、午後の散歩を兼ねていくつかのポイントに立ち寄ってみると、数多くの“お目当てのキノコ”(=自信をもって識別できるキノコ)の幼菌の姿が。一雨あると一気に成長してみな食べごろになりそうだ。

ヌメリスギタケモドキ:
別名ヤナギダケ。しっかりした果肉がきのこ汁に最適。醤油、酒、みりん(水は加えない)で軽く味付けし、汁もいっしょに小分けして冷凍保存をしておくとしばらく秋の味覚が楽しめる。
ハタケシメジ:
見かけは地味だが、シャキッとした歯ごたえと癖のない味は、鍋、おろし和え、煮物、炊き込みご飯、テンプラ、. . . となんでもござれの優等生。このポイントで顔を出すのは例年10月に入ってからなのだが今年はいつもより少し早い。

ヌメリイグチ:
ハナイグチとならんでイグチ科キノコの代表格。味噌汁、煮込みうどん、おろし和えなどで味わう時のヌメリ感はナメコ以上(と自分は思う)。
カラカサタケ:
30cm以上の丈にまで育つ大型キノコ。"one of the best of all edible mushrooms"と書かれた海外のWEBもあるが、(調理方法に問題があるのか)自分ではまだ美味しいと感じたことがない。で、最近は見かけてもパス。


ホコリタケ:
果肉がまだハンペンのように白い幼菌の間だけ「食」。「オリーブ油で炒めるとコクがあって  . . . 」と書かれたキノコ本もあるが「ン?」というのが正直な感想。
ベニチャワンタケモドキ:
椀の径1〜2cmほどだがこれで成菌。ままごと道具のように可愛らしいキノコ。ただしこれは不食茸=毒ではないが美味しくもない。

2014/09/16

サンショウバラの果実酒


今年初めて花をつけたサンショウバラのローズヒップ、ハマナスやノイバラのように真っ赤に熟すだろうと待っていたがどうもそうではないようだ。ここ数日、果実が緑色のまま落ち始めた。これで完熟らしい。

ネットで調べてみると、「果実酒として利用できる」と書かれてはいるが造り方についての具体的の情報は見つからない。イー・薬草・ドット・コムにも薬用植物としてリストアップはされているものの、薬効や調剤方法などについての記述はない。食材や薬材としてはそう一般的ではないのだろう。

ということで、とりあえず梅酒造りのレシピをまねて、「果実 200g + 氷砂糖 100g + 35°ホワイトリカー 300cc」の割合で仕込んでみた。

それにしてもサンショウバラの果実の刺は、栗のイガなど比べものにならないほど鋭くて痛い。動物の毛にからまって遠くへ運んでもらおうとするような構造でもないし、地上に落下した果実をネズミやリスがかじって、糞と一緒に種子をあちこちにばら撒いてもらうことさえ拒否しているように見える。なんのためにここまで頑なに身(=実)を守っているのか、その理由が知りたくなる。

追記:14/9/17
果実全員が肩まで浸かっていないのでホワイトリカー200ccを追加。

2014/09/13

秋晴れ


終日の青空。一日中雨がパラつかない日は本当に久しぶりだ。

窓を開け放ち、数日前に摘んだ山椒の実、保存中の乾燥野菜、布団、浴室の足ふきマット、まな板、ミツバチ巣箱の防寒用藁ムシロ、. . . と、思いつくものは全て戸外に並べて日光浴をさせた。

陽光はすっかり秋の色。去年の猛暑にも閉口したが、カッと照りつける日射しが殆どなく終わってしまった今年の夏も、なんとなく消化不良のようですっきりしない。

2014/09/12

野草畑の蝶

雨が上がるとすかさず野草畑に蝶が集まってくる。いつも最初に目につくのがアサギマダラ。そろそろ南への渡りの時季に入るはずだ。
去年ホークウォッチングの折に白樺峠越えをするアサギマダラを見たのは9月29日だった。
注意深く観察すると小型の蝶も何種類かきている。◯◯セセリ、△△シジミ、☓☓ミスジなどと呼ばれる蝶の仲間のようだが、自分の知識では図鑑で調べても自信を持って同定できないのがもどかしい。

そして、時には終活中と思われるこんな姿の蝶も。

2014/09/09

竹ざる


以前から欲しいと思っていた野菜乾燥用の竹ざるを購入した。近くのホームセンターで売られている中国製の商品を何度が手にとってレジに持って行こうとしながら、いま一つ納得できずまた棚に返すということを数回繰り返し、結局今まで買わずじまいになっていた。

今回購入したのは高知にある創業120年の竹材専門メーカー「竹虎」の製品。価格は6480円と中国製の5倍以上するが、淡竹(はちく)と孟宗竹を使って、丁寧な手作業で仕上げられた竹ざるは決して高価とは思わない。さっそく保存中の乾燥野菜を並べてみたが見映えも実用性も申し分ない。
当面は山椒の実やキノコの乾燥で使用するつもりだが、もう少し寒くなったら乾燥野菜作りに活躍してくれそうだ。

2014/09/08

移動式苗床

移動式苗床の製作。

「製作」といっても、自分でやったのはペンキ塗りと床土の準備だけ。超大型台車や頑丈な木箱(80x80x30cm)は以前仕事で使用していたものの遺物で、この十数年床下の物置のスペースを占拠して困っていたもの。日除け・豪雨よけの簾はミツバチ巣箱のために夜なべ仕事で作ったもの。

第一列にはシレネ・ブルガリスカルトジアンピンクのスイスアルプスから来た花の種を蒔いた。両者とも既に野草畑に根づいて毎年花を咲かせてはいるが万一に備えてのバックアップ株の育成が目的。

第二列はハチミツソウ。数年前から露地栽育成しているが今一つ株数が増えてくれない。苗を増やして露地におろす予定。

残りのスペースには、アキノキリンソウ、ヤクシソウ、ナギナタコウジュなどが種ができるのを待って蒔種する。晩夏から初冬の時期に花をさかせる野草を敷地周辺に増やそうとの魂胆。

2014/09/07

蜜源植物 アレチウリ

今日、中央道の長坂高根の高速バス停近くで見たアレチウリの花。ニホン、セイヨウを問わず、たくさんのミツバチが集まっていた。

春のハルザキヤマガラシ、秋のセイタカアワダチソウとならんで、アレチウリは外来侵入植物として、野草愛好家、環境保護派から嫌われものの代表格。でも、蜂飼い人からは、蜜源が枯れがちな晩夏〜初秋の貴重な蜜源植物として(コッソリと)褒め称えられている。

とは言え、今日の光景を見たらいくらミツバチ愛好家でもアレチウリを擁護するのは難しい。せいぜい、“耕作放棄地問題をアレチウリのせいにしないでよ”と注文をつけるぐらいしかなさそうだ。


2014/09/05

赤山椒の季節 2014


庭の山椒の実が色づき粉山椒造りの時季に入った。収穫後手早く乾燥させたいので、2〜3日晴天になりそうなタイミングを見計らっているが、相変わらず不安定なグズグズした天気が続きなかなかチャンスがこない。

と言ってもここまで色づくともう一週間もすると実が落下し始めるのでそろそろ作業を始めなければならないだろう。

2014/09/04

秋刀魚の炭火焼き


サンマ水揚げのニュースが盛んにTVから流れてくる。「目黒のさんま祭り」もこの前の日曜日に終わったようだ。

あの長蛇の列に再挑戦するファイトも湧いてこないので、今夜は我家でミニさんま祭りを開くことにした。

ご自慢の珪藻土切出し七輪は6月のヤマブドウワインの樽開きでイワナの炭火焼きに使用してから久しぶりの出番。外観は結構汚れが目立ってきたが、天然素材の道具は汚れや傷もそれなりに風格を醸し出してくれるのがいい。

大分道具にも慣れてきたせいか皮の焦げ具合も上々で、おろし大根をたっぷり添えて美味しく味わった。