創業者木村安兵衛が初めてあんぱんを世に出したのが明治7年、「洋風のパン」と「和風のあん」の融合は文明開化の落とし子。山岡鉄舟の推奨で明治天皇のお花見の席に供したところ、皇后陛下がことのほかお気に召され宮内庁御用達となった。そのニュースが木村屋のあんぱんを一躍有名にし、日本全土にあんぱんブームが沸き起こったのだそうだ。
「新聞・郵便・瓦斯灯・蒸気船・写真絵・展覧会・軽気球・岡蒸気」と並んで、”文明開化の7大流行”としてあんぱんもリストアップされたというから、あんぱんの出現は相当なインパクトがあったのだろう。(木村屋ホームページから)
木村屋のあんぱんには、桜、小倉、けし、うぐいす、白あんの5種がある。明治天皇は桜あんぱん(上写真)がお好みだったらしいが、自分はやはり小倉が一番あんぱんらしくて好きだ。
木村屋のあんぱんには、桜、小倉、けし、うぐいす、白あんの5種がある。明治天皇は桜あんぱん(上写真)がお好みだったらしいが、自分はやはり小倉が一番あんぱんらしくて好きだ。