2016/04/30
ウワミズザクラ(上溝桜)
甘い芳香と豊かな流蜜でミツバチが大好物のウワミズザクラの花。標高700m付近ではすでに満開だが、直線距離で3キロほど登った標高1200mまで来ると蕾はまだ固い。
なだらかで長い裾野を持つ八ヶ岳南麓では、春は坂道を、あるいは渓谷をユックリと登りながら進む。
2016/04/29
キビタキ
孟宗竹で作られた巣箱に興味があるが生憎手元に適当な孟宗竹がない。というわけで以前軽井沢のTN氏が「シジュウカラの巣箱にどう?」と持ってきてくれた六角錐体の木箱を利用してそれらしいものを作った。
設置時期がやや遅きに失した感もあるが、八ヶ岳高原では7月に入ってから巣箱に営巣したとのネット記事もある。今シーズンの営巣の可能性も無きにしも非ずだろう。
2016/04/27
2016/04/26
2016/04/25
2016/04/24
巣箱の煮沸消毒
分蜂群の捕獲に備えて、昨シーズン使った巣箱の煮沸消毒をした。つい最近手に入れた大羽釜の出番だ。煮沸消毒の目的は、巣箱を介して伝染するそれらの病原菌やウィルス、あるいはスムシの卵などを死滅させること。巣箱感染の多くは、巣箱に付着した蜜蝋やハチミツが媒体になると言われている。
殺菌効果をより高めるために水酸化ナトリウム(=苛性ソーダ)溶液での煮沸を推奨している海外文献もあるようだが、扱いようによっては劇物にもなる化学品を使用することには抵抗感がある。スクレイパーや金属ブラシで清掃後に煮沸消毒をすると、落としきれなかった蜜蝋やスムシの巣クズが湯面に浮かび上がって来ることをみても、真水煮沸消毒でもそれなりの効果があることは明白だ。
2016/04/22
2016/04/18
野川の菜の花
野川に咲く菜の花が今年は河川敷の遊歩道を埋め尽くすほどまでに増えた。
”菜の花”は、アブラナ(油菜)やカラシナ(芥子菜)だけでなく、小松菜、ブロッコリー、野沢菜、葉牡丹、 . . . 等々、春に黄色い花を咲かせる食用菜の総称で、 "ナノハナ" と呼ばれる種類の草花があるわけではないらしい。調べてみると野川河畔のナノハナはセイヨウアブラナとセイヨウカラシナの混成群だった。
菜の花の中を歩くと、容易に無数のミツバチが見つかる。全てセイヨウミツバチのようで、かなり丹念に探してみたがニホンミツバチらしい姿は一匹も見つけることができなかった。すぐ近くの神代植物公園のバラ園でも状況は同じだ。東京でニホンミツバチを見かけたのは、一年ほど前に日比谷公園で見たのが最後だ。都会の花畑はセイヨウミツバチに席巻されてしまったのだろうか?
2016/04/16
羽釜の修復作業
ヤフオクで手に入れた羽釜、金タワシで赤錆を落とし、クレンザーで磨き込み、空焚きで適度に熱くしたところに食用油をタップリ染み込ませて油慣らしをした。
カマドには耐熱塗料をスプレーして錆の進行を押さえ、廃棄予定だった使い古しの煙突を取り付けた。
このサイズの羽釜は新品を買おうとすると30万円前後もするのでとても手が出せない。でも信州の農家の納屋で眠っていた味噌釜が、ちょっと手を加えただけで新品に負けないほどの立派な羽釜に蘇った。フライパンやダッチオーブンでもそうだが、鉄製品は使い込むほどに味が出てくるのがいい。
マメザクラ開花宣言 & 分蜂シーズン開幕
昨日の暖かい気温で膨らんだ庭のマメザクラ(フジザクラ)が今朝開花した。マメザクラの開花は八ヶ岳南麓に花蜜で溢れる”ミツバチの春”が到来したことの証。
マメザクラの開花はまた、八ヶ岳南麓の高地でもミツバチ分蜂劇の開幕が間近いことを知らせる予鈴でもある。
案にたがわず 、野山に配置した待ち箱のいくつかに、昨日頃から探索蜂らしいミツバチの姿を見かけるようになった。
2016/04/12
水汲み蜂
春の水汲み蜂の姿が目立つ季節になった。ミツバチは、春、夏、秋、冬、それぞれ異なる用途で水を必要とすることを知ってから、ミツバチ専用の水飲み場を設け、いつも新鮮な水を与えるよう心がけている。
今年は特別に配慮し、府中の骨董店で買い求めた年代物の石臼に、近くの小川から拾ってきた苔石を配した山水画風の水飲み場を巣箱のすぐ近くに新設した。
製作者的にはかなりの自信作なのだが、ミツバチ達は何が気に食わないのか、以前同様、水道蛇口の漏れでできた水溜りや、巣箱から遠くにある小鳥の水場まで出向いて、石臼水場には見向きもしない。
2016/04/11
2016/04/07
待ち箱の設置
早朝から降り始めた雨が終日続いた。風も結構強い。そんな悪天候の中を走り回って待ち箱を設置した。例年ならゴールデンウィーク直前に行う作業だが、今年の分蜂はいつもより早そうだとの情報を得て急遽今日実行することにした。
春とはいえ、雨中での外仕事はまだ肌寒く、渓谷の濡れた岩場での作業には神経も使う。それでも悪天候下での待ち箱設置にはそれなりのメリットがある。
晴天・無風の好天気ではどんな場所も待ち箱設置の好ポイントに見えてしまう。しかし荒天の日に同じ場所を訪れると、橋脚から流れ落ちる泥水を被る場所だったり、大木の幹や大岩の割れ目を伝った雨水の溜まり場だったりする。あるいは絶え間なく風が吹き抜けるミツバチが一番嫌がる場所だということを知らされることもある。
分蜂群の捕獲は、ホビー養蜂家にとって最もスリリングでエキサイティングな時間だ。とりわけ、苦心して設置した待ち箱を探索蜂が訪れ始めた姿を認めた時の感動は、ホビー養蜂の醍醐味と言っても過言ではない。
分蜂群捕獲のKSFは、丸太巣箱でもキンリョウヘンでもなく、"待ち箱を設置する場所の選択" と信じている自分にとっては、好ポイントを見つけるためなら雨・風・雷などに怯んでいるわけにはいかないのだ。
2016/04/06
2016/04/01
念願の大羽釜
ついに念願の大羽釜を手に入れた。購入を思い立ってから足かけ7年、随分と時間がかかってしまった。
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芋煮会の平鍋、味噌作りで大豆を煮る大釜、餅つき大会でもち米を蒸す羽釜などが使えそうだが、新品を購入しようとするとかなり高価でホビー養蜂家向きの道具とは思えない。そこで、安価な古道具を探すことにした。
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せたがやボロ市でカンボジア型に近いものを見つけた。コンディションも上々だったが結局は購入しなかった。理由は、”大釜が手に入ったらターシャおばあさんのようにキャンドル作りにも使いたい”と思い始めていたから。
ターシャ・チューダの世界を見るとかなり深い鍋を使っている。長いキャンドルを作る時にはこの深さが必要のようだ。で、ターゲットを”平鍋型”から”深釜型”にシフトした。
グル見学の折、豚汁を食べようと立ち寄った諏訪湖湖畔のタケヤ味噌工場。玄関前に大きな地釜が展示されていた。バランスが取れた美しいフォルムが魅力的な超大釜。もちろんこれは”タスキに長し”でハナから検討対象にはなりえない。
以来、骨董市やネットショップで”坂浜ドント焼き釜”型に的を絞って探し、Yahoo!オークションで29,800円で競り落としたのが最上段写真の大羽釜。かまど付きというのも好都合だ。
信州松本平の農家の納屋に眠っていた物らしい。W65 x D55cmという釜のサイズは、重箱式巣箱や待ち箱なら十分に肩まで浸けることができる。木蓋は付いていないがこれは手元にあるサワラ板で自作できるだろう。この春の採蜜後の蜜ろう作りや、冬入り前の巣箱清掃作業で活躍してくれそうだ。
片倉城跡公園のカタクリ(片栗)
片倉城跡公園のカタクリが見頃。曇り空だったので花がしぼんでいるのではと心配しながら出かけたがどの株も精一杯花を開いていた。ビッシリと一面を埋め尽くして咲く圧巻さはないが、雑木林の急斜面のそこここに散らばって咲く片倉城跡公園のカタクリには山野草らしい風情を一層感じる。
雄しべが開く直前の花(左)、今まさにタップリと花粉を出して虫にアピールしている花(右)が入り混じっての開花だが、今日はミツバチの姿は見かけなかった。
片倉城跡公園は、クサボケやタチツボスミレ、そして本丸広場の桜も満開で春爛漫。
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