数日前から庭でキビタキの番(つがい)を頻繁に見かける。地味なメスに比べ、オスは腹部や腰の黄色、喉の橙黄色が鮮やかで美しい。やや泥縄的とは知りながら早速キビタキ用の巣箱を架けることにした。
図鑑やネットで調べると、シジュウカラやフクロウなどとは違ってキビタキの巣箱はずいぶん開放的な形をしている。メジロやツバメの自然巣も巣自体は開放的だが、ツバメは人の出入の激しい建物内に営巣して外敵が近づきにくくし、メジロは枝葉が込み入った場所を選んで巣が見つからないようにする。であれば、キビタキの巣箱も架ける場所を選ばないと、カラスなどにいたずらをされるのではと心配になるが、ネットで見る限り設置場所にそのような配慮がされているようにも見えない。
孟宗竹で作られた巣箱に興味があるが生憎手元に適当な孟宗竹がない。というわけで以前軽井沢のTN氏が「シジュウカラの巣箱にどう?」と持ってきてくれた六角錐体の木箱を利用してそれらしいものを作った。
設置時期がやや遅きに失した感もあるが、八ヶ岳高原では7月に入ってから巣箱に営巣したとのネット記事もある。今シーズンの営巣の可能性も無きにしも非ずだろう。