流れの一つは伝統巣箱への回帰。丸太巣箱、スケップ(藁編巣箱)、トップ・バー・ハイブ、ウォーレン神父・ハイブなど、LA巣箱が開発される以前に使用されていた古典的巣箱が再評価されている。そこには、過剰な管理養蜂に対するアンチテーゼも含まれているようだ。
もう一方の流れはラ式巣箱に装飾を施すアート巣箱の誕生。無機質な木箱に装飾を施し、庭のエクステリアとしての機能も持たせようとするもの。ホビー養蜂家ならではのトレンドで、日本でも徐々にそんな動きが出てきた。
そして第三番目の動きは、全く新しいコンセプトのニューウェーブ巣箱。そんな中でいま注目を集めている代表格が以下の三種。
Urban beehive
2009年、アーバン・ビーキーパーをターゲットにして英国Omlet社が開発したハイテク巣箱。デザイン性だけでなく、換気、断熱、採蜜作業、. . . など、機能面でも数々の工夫があるらしい。
ただ、天然素材、シンプル、ミツバチのあるがままに、. . . を良しとするナチュラル・ビーキーパーの中にはやや抵抗を感じる人もいるようだ。
Sky Hive2009年、アーバン・ビーキーパーをターゲットにして英国Omlet社が開発したハイテク巣箱。デザイン性だけでなく、換気、断熱、採蜜作業、. . . など、機能面でも数々の工夫があるらしい。
ただ、天然素材、シンプル、ミツバチのあるがままに、. . . を良しとするナチュラル・ビーキーパーの中にはやや抵抗を感じる人もいるようだ。
7mの高さのポール上に巣箱を設置するタワー型。巣箱の昇降はソーラーパワーで行う。
"Save Bee!"運動のPRや、ミツバチプロジェクトのモニュメントなどで利用されている。第一号機が設置されたオランダの公園では、この夏、タワーの周りで採蜜祭りが開催されかなりの人出で賑わったらしい。
注記:
最上段写真はHistorical Honeybee Articles - Beekeeping Historyから、それ以外の写真はそれぞれの製品メーカーのウェブサイトから拝借したものです。