- まずは上空を飛ぶ飛行機でターゲットを即座にズーム視野に入れる練習をし、
- 次は波状飛翔するヒヨドリで素速いピント合わせの訓練をし、
- そして、カワセミで露光量と色相の試し撮りを何度もした。
講師は調布在住の叶内拓也氏。山渓ハンディ図鑑「日本の野鳥」などの著作も多い野鳥写真家。一年の大半は全国のフィールドを走り回っているという叶内氏の講義は実践的で有意義。写真撮影のテクニックだけでなく、野鳥観察のノウハウもタップリ学べた楽しい青空教室だった。
それにしても、叶内氏の“トリ目”にはただただ驚かされた。こちらにはまったく認識できない野鳥の姿が氏の目には次々と入る。はるか上空の黒い点を見て、“オオタカの幼鳥!”、“雌のチョウゲンボウ!”と即座に見分けるさまはまさに神業。爪の垢を煎じて飲みたいと思った。
上写真は、集団採餌するカワウが追いつめた小魚を横取りしようとするダイサギ。ここ数年、多摩川にはカワウが急激に増えた。そして、ストーカーのように、カワウの後をついて回るダイサギも。(撮影倍率 x50)