そんな中で、この1年間、特に後味の悪かった事件は . . .
- JA農産物直売所事件
JA直売所で販売されていたハチミツが、実は組合員の一人が盗んだミツバチで生産し、出荷されていたというもの。産直ショップの商品には、生産者の良心や善意を感じる、という産直ショップファンの心情に水を差すような事件。 - 神戸六甲事件
1〜2箱が相場のミツバチ盗難事件で、30箱という数の多さに"同業者の仕業"と直感的に感じたのは自分だけではなかったはず。その上、盗んだ巣箱は盗難場所からそう遠くない場所に置いていたという粗雑な行動に、事件以上に犯人の人間像への好奇心をそそられた事件。 - 長野県富士見高校事件
昨年の日本学校農業クラブ全国大会での最優秀賞をはじめ、ミツバチに関する同校の活動はマスコミでもしばしば取り上げられている。犯人はそんな報道から、ミツバチ巣箱の存在と設置場所を知って犯行に及んだのだろうか。なんともやるせなく感じる事件。
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ミツバチ巣箱の盗難は日本だけでなく海外でも発生している。英国王室のミツバチ盗難事件が新聞記事になったのは去年2月のこと。それ以降も各国で頻発している様子で、いまでは、GPSで追跡できるチップを巣箱に取りつけたり、養蜂場に隠しカメラを設置することなどが推奨されるようになってきた。気の重くなる話だ。
(イラストはOdd News から拝借したものです。)