昨日、今日と一気に気温が緩み、気象庁大泉測候所観測の正午の気温は、昨日(2/27) 5.3度、今日(2/28)は8.1度。
ここ数日音無しの構えだったミツバチが、気温が緩むのを待っていたかのように賑やかに飛翔。巣箱前の地上には巣クズの山ができ、群によってはかなりの数のミツバチ死骸も見られる。
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最近読み返した「実驗養蜂新書」の記述: (p49-50の抄訳)
- 寒さが続いている冬の間は、体内活動が鈍くなっているので、ミツバチはさほど寒さを感じないようで貯蜜の消費も多くない。
- 早春に外気温が摂氏10度くらいになると、一部のミツバチが活動を始める。問題はその後の寒さのぶり返し。一度活動を始めたミツバチが、ぶり返しの寒さに会うとおおいに寒さを感じるようで、食料や暖房材として貯蜜をドンドン消費する。
- このような事態に陥ると、春が来る前に貯蜜を浪費し尽くしてしまい、終には群が消滅する。 仮に餌不足が起きなくても、下痢病を発して全群衰退の道をたどる。
ミツバチ学の大家、S先生からいただいた1月23日付のメールにも、同様のことを示唆する内容が書かれていた。
世田谷の我が家の小さい庭にも、雪が残る中、日本蜂がもう巣クズを出しており、ちょっと心配です。 . . . 早まって活動を開始しては消耗してしまいますので・・・東京から約ひと月半遅れで季節が進む八ヶ岳高原。我家のミツバチ達が、昨日今日の温かさを春の到来と勘違いし、“早まった活動”を起こしているのでなければ良いのだが . . . 。