2013/10/12

長野県富士見高等学校学園祭


長野県富士見高等学校の“しらかば祭”へ。

同校園芸科はここ数年実に意気盛んだ。特に、農業クラブ大会での活躍には目を見張るものがある。

“農業系高校生の甲子園”とも呼ばれる「日本農業クラブ大会」。その全国大会に出場できるのは、県大会、ブロック大会と二つの予備選で最優秀賞を獲得して初めて可能になる狭き門。その最初の関門である長野県大会で、今年富士見高校園芸科は、8部門中5部門で最優秀賞を、3部門で優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げた。

そして、北信越ブロック代表としてバイテク部、養蜂部、平板測量競技、農業情報処理競技と4つの部門で全国大会出場を実現したのは実に立派。そんな同校園芸科の活気は、3年連続全国大会出場、そして昨年は全国大会で最優秀賞と文部大臣賞という同校養蜂部の華々しい活躍が引き金になった、と自分は勝手に推測しているのだが(?)

学園祭で見たいものは他にもあった。

一つは、今年の春に蒔種したビー・ガーデンの赤ソバ
既に流蜜時期を過ぎたのかミツバチの姿は見かけなかったが、ハーブ中心だったビーガーデンに赤ソバが加わったことで、花畑に“ニホンミツバチらしさ”が濃くなった感じがする。
そしてもう一つは養蜂部の皆さんの顔。
1月の盗難事件に続いて、この8月に二度目のミツバチ巣箱の盗難にあったことを新聞のニュースで知った。ミツバチを飼育していて、「逃去」や「群の消滅」は頻繁に遭遇すること。でも人間に盗まれて群を失った時の痛手はそれ以上に深く複雑だ。
相当落ち込んでいるのではと心配しながらの訪問だったが、養蜂部の若者たちは以前と変わらないいい笑顔をしていた。それにしても、高校生達のミツバチを盗むドロボーには腹が立つ。