この秋はミツバチの姿を求めて随分と車を走らせ、野山を歩き回った。環境保護派の皆さんからはひんしゅくを買いそうだが、最近はセンダングサやセイタカアワダチソウの姿が目に入ると嬉しくなる。今のシーズン、八ヶ岳南麓でミツバチを呼び集めているのはこの二つの外来野草。特にセンダングサはニホンミツバチが一番のお好みのようだ。

最近ハマっているビーハンティング(=ビーライニング)では、まず最初にミツバチが集まっている花を見つけることから始まる。それらの花は、9月初旬には標高1000m付近の高地に咲いていたアキノキリンソウやイヌゴマだった。(右上2枚の写真は9月6日、標高1400mの地点で撮影したもの)
朝晩の冷え込を感じるようになってきたこのごろでは、それがセンダングサやセイタカアワダチソウに変わってきた。特にニホンミツバチはセイタカアワダチソウよりもセンダングサに集まっていることが多い。*

そして、八ヶ岳南麓には思いのほか多くのニホンミツバチが飛び交っていることを知った。見かける場所が、集落や農家から遠く離れた山中なので、飼育群ではなく野生群である確率が高そうな気がする。
飼育群の世界では、CCDやアカリンダニの話題で騒々しいが、野生に暮らすニホンミツバチ達は意外とたくましく健康的に暮らしていそうだと少々安堵した。