その中からニホンミツバチに的を絞ってまず3匹を捕獲し、ビーボックスで15分間餌付けしてからリリースした。
リリースしたミツバチが仲間にごちそうのありかを伝えてくれることを念じながら待つこと約30分、一匹、二匹と徐々にビーボックスにミツバチが集まり始め、約一時間後にはおびただしい数のミツバチが給餌器に群れるようになった。
砂糖液をたらふく飲んだ後、ミツバチ達が飛び去る方向は全て同じ。対岸の雑木林の左上を飛び越えていく。同じ巣から来ているニホンミツバチの可能性が高い。
巣がありそうな方向は分かったが、今日は巣までの距離を計測するまでには至らなかった。あまりに蜂の出入りが激しくて、マーキングしてもその蜂がいつ飛び立ち、いつまた帰ってきたのかをついつい見逃してしまう。
飛び去った方向をGoogle航空写真プロットしてみたのが以下の図。目視で踏査するにはまだまだ範囲が広すぎるので、これに距離情報を加えて絞り込む必要がある。次はのステップは、できるだけ正確にサンプル蜂の不在時間を測定することが主要テーマになる。