(スイス旅行 - 日記編 Day 10th)
シュバルツゼー(Schwarzsee 2583m)からフーリ(Furi 1867m)へ。
シュバルツゼー駅(2583m)を降りると周囲の山並みは白銀の世界。この数日間、市内では夜間雨がちな日が続いたが、その雨は山上では雪だったようで新雪が眩しい。気温は予想していた以上に低く、顔を打つ(雹)と耳を刺す強風に、歩き始めた時は果たして今日のトレイルは最後まで貫徹できるだろうかと危ぶまれるほどだった。
だがその心配も歩き出して30分もしないうちに杞憂に終わり、着込んだ雨ガッパやダウンジャケットを脱がなければならないほど天気は急速に回復し、振り向くと新雪で覆われたマッターホルンもが姿を現わすほどになっていた。
それらの野草を惜しげもなく食べる放牧中の羊の姿も見かけるようになる。
ただ今では住む人もいないようで崩れ落ちそうな家屋群が痛々しい。スイス版限界集落ということなのか?
(ツエルマット泊)