2013/09/27

北八ツ池巡り


北八ヶ岳には、白駒池、雨池、双子池、亀甲(きっこう)池、血の池、七つ池、茶水の池、みどり池、. . . と、大小様々な多くの湖が点在する。

今日の企画「北八ヶ岳池巡り」(八ヶ岳自然クラブ主催)は、大河原峠〜双子山(2223m)〜双子池(雄池、雌池)〜亀甲池をハイクし、早秋の景色を楽しみながら湖沼生成の過程を学ぼうというもの。

快晴。清涼な秋の大気。南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山、八ヶ岳と、日本列島中央地溝帯が遠望でき、今日のテーマにお誂え向きの絶好の天気が終日続いた。

台風18号と20号がもたらした雨のせいか亀甲池は満水。湖底の亀甲文様を見ることはできなかったが、湖畔で行われたクラブメンバーで地質学者のKM氏の戸外授業は、テーマの対象の山塊や湖沼を眼前にしながらなので一層の臨場感が湧く。

130万年前の八ヶ岳古火山の生誕に始まり、幾度もの噴火を繰り返しながら標高が3400Mまでになった八ヶ岳。その後の大噴火で頂部を吹き飛ばし、新参者の富士山に高さ比べで追い抜かれてしまったのが10万年ほど前の話。北八ヶ岳に数多くの湖ができたのはそれからずっと後のことで、地質学的には"ごくごく最近の出来事"なのだそうだ。

KM氏の次回戸外授業は、フォッサマグナを挟んだ対岸、南アルプスの麓の精進ヶ滝で10月10日に予定されている。