御嶽山が噴火してから今日で丸一週間、山中にはいまだに多くの不明者が取り残されているらしい。
先日(9/28)出かけたホークウォッチング、白樺峠の鷹見の広場で背後を振り返ると、前日爆発した御嶽山が上空高く噴煙を噴き上げていた。御嶽山は白樺峠から南南西へ30キロ足らずの場所に位置している。
木曽福島の老舗旅館の料理の美味しさと、御嶽山の“山頂の紅葉”の美しさにひかれ、御嶽山へはここ2年続けて訪れている。
昨年登ったのは10月2日、秋の陽光の下にナナカマドの紅葉が光っていた。あの穏やかな風景の下で今回の大噴火への布石が着々と進んでいたかと思うと、今更ながら大自然の壮大な営みに驚く。
NHKで「
MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 第4集 火山大噴火 迫りくる地球規模の異変」が放映されたのが御嶽山噴火の一週間足らず前の9月21日(日) のこと。そこでも水蒸気爆発のメカニズムと怖さが語られていた。
とは言え、その放送を見て御嶽山が頭に浮かんだ人が何人いただろうか?御嶽山には、(危険を伴う)"登山の山"というよりハイキング的にアプローチできる"行楽地"のイメージを持っていた人は自分も含めて多かったはずだ。だから今回の災害事故はよけいに衝撃的だった。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り致します。