2017/02/06

多摩丘陵の里山


日本随一の住宅開発の波に襲われた多摩丘陵だが、地域の篤農家や市町村の保全事業、あるいはボランティア有志の活動で昔ながらの里山が今でも結構残されている。

今日散策した奈良ばい谷戸〜万松寺谷戸もそんな地区の一つ。梅はもう満開で畦道には青草が生え始め、春の到来は八ヶ岳南麓より2〜3ヶ月も早そうだ。

2017/02/05

多摩丘陵の蜜蜂巣箱

多摩丘陵を歩くとミツバチ巣箱が意外と多く目に入る。半日ほどの散策で5〜6箇所の巣箱に出会うのもそう珍しいことではない。巣箱密度は八ヶ岳南麓より高いかもしれない。

日当たりの良い畑の隅に置かれた巣箱。すでに分蜂のリーハーサルと思えるほど多くのセイヨウミツバチが活発に舞っていた。鉄条網でしっかりと囲まれているのは熊対策ではなく人間対策とお見受けした。
雑木林の林縁で朽ち果てていた巣箱。周りにスズメバチトラップが吊るされ、2段積み巣箱の中には巣枠が残されているところを見ると、待ち箱としてではなくここで飼育していたのだろう。なぜ捨て置かれることになってしまったのか、その理由が気にかかる。
谷戸の奥まった畑地の日当たりの良いコーナー、一見して待ち箱好ポイントと思われる場所に置かれていた。木製の巣箱置き台に、里山の景観に配慮した設置者の思いが伺われる。

墓地への登り道で見かけた待ち箱。峠の切り通しを吹き抜ける風がちょっと気になるが、墓所とミツバチの相性はどこでも良いようだ。

全てLA式巣箱に統一された9台の巣箱。遠くから双眼鏡でのぞいた限りでは、出入りしている蜂はセイヨウミツバチのようだった。”趣味の養蜂家”ではなさそう。

今は2群しか見当たらないが、巣箱を設置するブロックの数、養蜂用具をしまっておく物置小屋の大きさなどから通常はもっと多くの群を飼育していることが伺われる。ダンボールでの防寒巻きも手際が良い。こちらもセミプロ養蜂家と拝察した。

2017/02/04

多摩丘陵の野鳥

多摩丘陵平山城祉付近の里山を散策していて出会った野鳥たち。思いのほか種類に富んでいた。

モズとともに冬の里山の常連客ジョウビタキ(♀)。オスは良く見かけるがメスの姿を見るのは稀。(or 出会っても気がつかない?)

ルリビタキ(♀)。オスほど瑠璃色一色ではないが、尾羽のワンポイント瑠璃色がかえってよく目立つ。

鵺(ヌエ)で知られるトラツグミ。チラチラとこちらの様子を伺いながらいつまでも逃げようとしない。怪鳥、地獄鳥などとオドロオドロシイ名前で呼ばれるわりには人懐っこい。
竹藪道から突然現れた人間にビックリして枝の上に飛びあがったコジュケイ(♂)。6〜7羽が連れだって畑地で餌を啄ばんでいた。

侵略的外来種ワースト100選にも選ばれているガビチョウ。自分の意思で日本の山野に棲みつくことになったわけでもないのに、よそ者としていつも白い目で見られる。
そして雑木林の上空にはノスリの姿。

2017/02/01

清里湖のオシドリ


清里ライン(国道141号線)を走っていて木枝の隙間からチラッと見えた清里湖、氷解した水面に水鳥らしい影。もしや!と湖岸に下りてみると期待に違わずオシドリが170〜200m離れた対岸の湖壁に群れていた。大雑把なカウントでも250羽をくだらない数のオシドリの大群だった。

これまでも晩秋にドングリを食べに来るオシドリはよく見かけたが冬の結氷した清里湖にこれだけの数のオシドリが集まっているのは初めて見た。
すでにペアを組んだらしい番(ツガイ)の姿も多い。
鴛鴦之契(えんおうのちぎり)で有名だったが、実は毎年パートナーを替え、抱卵も育雛もメスだけに任せてオスは一切協力しないという生態が知れ渡ってしまったせいか、最近の結婚式では「オシドリ夫婦のように . . .」と言う祝辞はめっきり聞かれなくなった。

2017/01/28

タラノキとハリギリ


冬芽が楽しい季節。タラノキ(左)とハリギリ(右)の頂芽がこんなに違うとはこれまで知らなかった。どちらも若葉は春の山菜として有名。

スズメの群れ

最近は数が減ったと言われるスズメ。今日歩いた多摩の里山には、遠くからは枯葉かと見間違えたほど多くのスズメがく群れていた。

2017/01/15

氷の世界


昨夜の最低気温はマイナス7.9度。朝起きると窓ガラスにはびっしりと結晶が張っていた。お陰で昨晩寝る前に仕掛けておいたアイスリースは上出来。

2016/12/21

夕焼け


久しぶりに来た山荘。冷え切った部屋から夕焼け空が美しい。

2016/12/01

久しぶりのミサゴ


ビー・ハンティングの下調べにと多摩川河川敷を歩いていると、約250m離れた対岸のコゴメヤナギの木の枝に大型の鳥影。カワウやアオサギではなさそうだ。

50Xズームで撮影してみるとミサゴだった。眼下の浅瀬を泳ぐ魚を狙っている。
前回この付近の上空でミサゴを見かけたのは2年前のこと、「お、久しぶり」と声をかけたくなるような懐かしさを感じたがもちろん同じ個体であるはずはない。

フィシュ・オン!の決定的瞬間が撮れるのでは、とカメラを構えて待つこと数十分、シャッターチャンスが来る前にカラスがやってきてチョッカイを出し始め、それを嫌がったミサゴは下流方向に飛び去ってしまった。

センダングサの黄色い花は黒いひっつき虫に変わり、多摩川河川敷のビーハンティングシーズンは完全に終わっていた。

2016/11/23

雪吊り


近くの殿ヶ谷戸庭園で行われた雪吊り設置の実演見学会へ。

と言ってもわが家の庭に雪吊りをするような庭木があるわけではない。ミツバチ巣箱の防寒を稲わらの菰巻きにしてから5年経ったが、もうワンステップ美的に向上させたいと常々考えていた。雪吊りや松の菰巻きから何かのヒントを得られるのでは、というのが今日の実演会に参加した主な理由だ。

厚い雲に覆われ時折小雨もパラつく肌寒い一日。こんな日に庭での外作業を見学に来るような物好きはそんなにいないだろうと思いながら現場に出向いたが、定員30人を超すほどの盛況。

庭師の作業を見物しながら、同時に、鋳物竹割器で竹割りを体験をしたり、吊り紐を結ぶ "うのくび結び" を教わったりと、時折ハンズオンも加えての見学会はそれなりに楽しめた。機能だけでなく、結び目一つの"美"にもこだわる日本の職人技、そしてそのセンスの良さには心底感心する。


上写真が完成後の姿。帆柱の頂部に飾りとして取りつけるワラボッチを応用すれば、ミツバチ巣箱の屋根の雨よけ・防寒に応用できるのではと、構造や編み方をつぶさに観察したがまだ具体的な設計図を描けるまでには至っていない。

2016/11/22

秋深し


ひさしぶりの神代植物公園。東京でも秋が深まったことを告げるメタセコイヤとラクウショウの黄葉。

2016/11/19

ネズミの骨拾い


麻布大学で ”フクロウの食性分析" 作業。会場は同大「いのちの博物館」。

八ヶ岳自然クラブでは、これまでフクロウが営巣した巣箱の残留物を麻布大学動物応用科学科野生動物学研究室に研究資材として提供してきた。その分析作業に今年から八ヶ岳自然クラブ会員の有志も加わらせてもらうことになった。

具体的な作業内容は、フクロウ巣箱に残されていた残存物から小骨をピンセットで拾い出し、それをネズミ、ヒミズ、モグラ、カエル、野鳥、. . . などとパレットに分別していくこと。

時折作業を中断して行われる高槻世紀先生のミニ講義も、スケッチをまじえたやさしい解説で、作業開始前には全く無知だった自分でさえ、作業を終える頃には「これはネズミの下顎骨、こちらは寛骨、これは脛骨で別名バイオリンの弓、…」などといっぱしのウンチクを語れるまでに成長した。

若い学生さんたちとの共同作業や講義は、何十年ぶりかに学生に返ったかの気分で、弛緩した脳みそをリフレッシュするにはおおいに効果があった。

2016/11/17

八ヶ岳倶楽部のつるしんぼ


すっかり晩秋の風物誌になった感もある八ヶ岳倶楽部の干し柿風景、数日前から倶楽部のテラスレストランにお目見えした。

そして、ここ数日は快晴の青空と肌を刺すような冷たい北風。「ああ、へえ北風が出て、お天気がつづきそうだからつるしんぼをむくかな」。稲村半四郎氏のお母さんの教えどおりのタイミングだ。

2016/11/11

銀杏(ギンナン)


かっては街路樹の花形だった公孫樹(いちょう)の木だが、果肉が放つ強烈な匂いが嫌われて新たに植えられることがすっかり減ったばかりか、実をつける雌木は切り倒されてしまうという受難の時代があった。

そのせいもあって東京近郊の公園や街路樹で公孫樹の雌木を見かけることはまれになり、東京で銀杏を拾うのはそうたやすいことではなくなってしまった。目をつけておいた雌木も、朝寝坊をして出かけたのでは、踏み潰された臭い果肉だけが残されて、かんじんの種子の方は姿を消している。

ところが八ヶ岳南麓周辺では公孫樹の雌木はまだかなり目につき、果実もその独特の匂いを発しながらいつまでも地上に散らばったままになっている。ネット入りの銀杏がスーパーで売られていることから察すると、決っして地元の人が銀杏を食べないというわけではなく、ただ単に自分で苦労して拾い集めるほどの暇人は少ない、ということなのだろう。

数日前に拾い集め、ビニール袋に密封して庭の片隅に置いてあった銀杏の果肉が大分腐敗してきたようなので、今日は水洗いし種子を秋の陽光に干した。お正月の茶碗蒸し用としては十分な量が収穫できた。

2016/11/10

カラマツ黄葉の名勝

「今年は紅葉がイマイチですね」。この秋前半の挨拶言葉だったが、後半の寒気がいつも通りの秋の色にしてくれたように思う。
以下が私版八ヶ岳南麓カラマツ黄葉名勝地。

東沢渓谷の赤い橋
赤岳を背負って映えるカラマツ黄葉。すでに散ってしまった広葉樹林の灰白色とカラマツ林の黄色の対比が美しい。
平沢峠
太平洋と日本海の分水嶺であり、ナウマン博士がフォッサマグナを発想したことで有名な峠。そこから眺める八ヶ岳東麓のカラマツ林の風景は四季折々見ごたえがある。
大泉駅上の防火帯
ほぼ南北に走る防火帯に日差しが入り込む正午前後が見頃。天空にそびえる富士山が見えるか見えないかでイメージはずいぶん違ってくる。
小荒間上の県営牧場
この場所の見頃は夕暮れ時。5分〜10分間の短時間だが、夕焼けがカラマツの黄葉を艶やかに彩り、夕焼けに染まる富士山と相まって "絵葉書"になる。

2016/11/09

功罪相半


今の場所に山荘を建てた理由の大きな一つが富士山や南アルプスが一望できる景観だった。その山並みも周りの木々が育つに従いすっかり姿を消し寂しく思っていたが、最近になってその一部が蘇った。

隣接する別荘の新オーナーが敷地内の赤松の大半を切り払ってくれたお陰だ。八ヶ岳南麓を襲った2年前の大雪で積雪に弱いことを証明した赤松大木は近年伐採される運命にある。周辺樹木の伐採は、リスを来なくしたり、鳳凰三山や北岳を蘇らせてくれたりと功罪相半ばする。

2016/11/08

須玉の海岸寺


石仏の百体観音で有名な須玉の海岸寺。久しぶりの参拝だったが、今日改めて気づいたのが木彫りの仏像やお地蔵さんの印象深い表情。夕暮れの光線の具合もあってか、なんとも穏やかで静かなお顔だった。

追記:
海岸寺付近の標高は1000mを超える。そんな高度でも、そして既に晩秋に入ったこの時期にも、道路脇にはセンダングサがまだ花をつけ、その花の中に数匹のニホンミツバチを見つけることができた。

2016/11/07

ミツバチ巣箱の菰巻き

やや遅くなったが今日はミツバチ巣箱の菰巻き。菰はここ数年で編んだものが随分と貯まったので、陽光で虫干し、後は巣箱に巻着付けるだけなので手間はかからない。

以前使用していたスタイロフォームより断熱効果は低いかもしれないが、除湿・換気を考慮するとミツバチ巣箱の防寒素材としては稲藁の方が優れているように思う。寒気が厳しくなってきたら菰巻きの外側をタール紙で覆って断熱性をもう一段高める。

2016/11/04

メジロに先をこされた

たった3個しか実をつけなかった今年の庭の柿の木。食べごろになるのをいまかいまかと待っていたのに、ちょっと留守にし帰宅してみるとメジロが2個を先に食べてしまっていた。

2016/10/31

魚の駅 とれたて館

旅行の大きな楽しみの一つが食事。豪華なメニューやグルメである必要はない。その土地特有の食材や伝統的な郷土料理に出会うのが楽しい。

今回の黒部峡谷への旅で一番印象に残ったのが、帰路に立ち寄った黒部漁港「魚の駅生地(いくじ)とれたて館」で食べた昼食。

好みの魚介類を買いその場で調理(と言っても刺身にするか、貝の蓋を開けてもらうだけの"調理"だが)してもらってイートイン風に市場の片隅の簡素なテーブルで食べる。もともと生(なま)魚好きなせいもあるが、新鮮な魚介類の味には大満足だし、プラスチックのトレイや発泡スチロールの容器に無雑作に入れられて出てくるのも素朴で気に入った。

生魚と一緒にご飯も食べたければ近くのコンビニでおにぎりでも買って持ち込むことも可能だ。きちんとレストランのテーブルに座ってプロの料理人の鮮魚料理を食べたい、という向きにはすぐ隣に「魚の駅生地 できたて館」もある。バスツアーの団体客の皆さんはこの"できたて館"を利用していた。

2016/10/28

黒部峡谷での紅葉狩り

2泊3日で黒部峡谷へ紅葉狩りに。
大地の隆起と急流の侵食で2500万年〜3000万年もの長い歳月をかけて作られたと言われる黒部峡谷のV字谷、想像していた以上に圧倒される景観だった。

そして、それ以上に圧倒されたのが事に当たった人々の"大きさ"。

人を拒み続けてきた峡谷を水力発電に利用しようという骨太の構想。

その構想を実現するために、切り立った岩盤にへばりつくようにトロッコ電車を走らせる執念。

最近 "レガシー"という言葉をよく耳にするが、これこそがレガシーと感銘した。


宿泊した名剣温泉、断崖にへばりつくように建てられた温泉宿の単純硫黄泉の掛け流しの湯はまさに山奥の秘湯。

2016/10/15

清里ラインでビーハンティング


今日のポストはトラックやトラクターが行き交う佐久甲州街道の歩道、標高1000mの地点。

道路脇のセンダングサにニホンとセイヨウの両方が混在しているが、捕獲して餌付けするのはもちろんニホンミツバチだけにした。

そして、給餌器に集まってきたのはニホンミツバチ。不在時間の計測も比較的うまくいき、今日の結論は下地図のとおり。しかし、問題はここから。巣を目視で探すためにはもう一段も二段も対象地域を絞り込む必要があるが第二、第三のフィーディンブポイントをどこにするかが難しい。Google地図で給餌器を設置できそうな場所を探してみると、①か②(青色)が候補地だが現場を見てみないと判断がつかない。明日、引き続いて追っかけてみるつもり。