2016/08/30

(続) ビー・ハンティングのすすめ


ビー・ハンティングに必要な道具はほぼ揃った。

初めての試みなので、できる限りシーリー博士のやり方をそっくり真似ようと、餌付け箱(=Bee Lining Box)は米国 Betterbee社から購入し、他の道具類も「野生ミツバチとの遊び方」に記載されているのと同じものを準備した。

博士は同書の中で次のように述べている。

  • ミツバチが巣に利用できるような空洞がある場所で、
  • 最適なシーズンに行動を起こせば、
  • 誰でもミツバチの自然巣を見つけることができる。
  • . . . ということを、私は、私の個人的経験から断言できる。

    ミツバチ研究の大御所、シーリー博士の言葉だから間違いなどあるはずがない。であれば、八ヶ岳南麓でビー・ハンティングを楽しむチャンスは十分にありそうだ。

    神社林のサワラの大木、渓谷に生える広葉樹の巨木、ログハウスの天井裏や軒天、石垣や岩場の隙間、. . . 巣となる空洞はそこら中にある。事実、そんな空洞にミツバチが住み着いているのはこれまで数多く確認している。

    博士はまた、ビー・ハンティングの最適シーズンは "流蜜期の前後" なのだと言う。蜜源花が豊富な流蜜ハイシーズンには、ミツバチは自然の花密に夢中で、餌付け箱に惹きつけるのはむずかしいのだそうだ。

    八ヶ岳南麓でのビー・ハンティングのベストシーズンは、「田畑の土手にヒメオドリコソウが咲き乱れる早春」と、「草叢の中を歩くとナギナタコウジュが香りが強く鼻につく晩秋」ということになりそうだ。

    残る疑念は、"誘因剤" とシーリー博士が太鼓判を押す「アニス精油」がセイヨウミツバチだけでなくニホンミツバチにも効果があるのかどうかだ。その確認を取りたいと、庭の飼育群を相手に実験中だが、まだ評価を下すまでの明確な状況に出会えていない。

    秋のビー・ハンティング・シーズンは間もなく始まる。それまでにアニス精油のテストを終えること。そして、ビー・ハンティングを最初に試みるフィールドを決めること。国土地理院の "2万5千分の1地形図" を片手に野山を歩き回っているが、ドンピシャリの場所を見つけるのはそう容易なことではなさそうだ。

    2016/08/28

    吐竜の滝


    四季折々違った顔を見せる吐竜の滝、いまは満開のオタカラコウやツリフネソウの花に彩られ、ヒメウツギの咲く初夏の爽やかさとはまた違った光景を見せている。

    2016/08/01

    庭の野草

    昨年より2週間以上遅くなった梅雨あけ、強い日差しを浴びて多くの花が庭でいっせいに咲き始めた。

    フシグロセンノウ:

    チダケサシ:

    ハチミツソウ:

    ギボウシ:

    2016/07/26

    壁土探訪

    (NHK大河ドラマのオープニングの題字。左官・挾土秀平氏が土壁に掘り込んだこて文字)

    菅平湿原での植物観察会への参加を兼ねて、今では長野県内に一軒しかないと言う"ベト屋さん" 小坂商事さんを千曲川河畔に訪ねた。失敗したビースケップの壁塗りに再挑戦しようと、壁土を仕入れるためだ。


    小坂商事さんには、"ベト練り40年"のベテラン女将がいるらしい。そのプロの知恵も借りようとバルカン半島とコッツウォルズのビースケップを車にトランクに積んで行った。

    「ミツバチ巣箱の壁塗りなんてワシも初めてだ」と少々戸惑いながらも、女将さんは色々と示唆に富むコメントや解説をしてくれた。


    土壁は大雑把に、「粗壁」、「中塗り壁」、「仕上げ壁」と三層に塗られていく。それぞれに、粘土の質や練り方、繫ぎとして入れるスサ(通常は稲藁)の刻み方、水加減などが異なる。

    粗壁用壁土は中塗り壁土をしっかりと掴んで吸着するために、ヒビ割れがたくさん出るように練られた土。ということでミツバチ巣箱には向きそうにない。
    女将さんの助言を受けながらスケップ用として選択したのは”中塗り用”壁土。ひび割れが少なく、比較的薄く塗れるのがいい。外観もきれいに仕上がるようだ。

    中塗り壁土の作り方は粗壁用とはずいぶん異なる。まず粘土を溶けたチョコレート状になるまで練りあげる。機械で半日以上も攪拌するそうだ。(昔、普請の時、近所の人が総出で足踏みして泥土を練っていた記憶があるがあれは粗壁土だったようだ。)

    そこに砂と繋ぎの "スサ" を混ぜ込む。砂を入れるのは乾燥した時の収縮率が減らして、ひび割れを減らすためらしい。
    スサは稲藁を5〜6cmにぶつ切りにする荒壁用のものとは異なり、中塗りでは藁を細く砕く。昔は、使い古しの縄や筵(むしろ)を解いて使ったらしいが、今では特殊な機械で稲藁を砕いて作っている。繋ぎとしての粘性が高まるらしい。
    「なんか今度は上手くいきそうな気がしてきました」と言うと、「あとは塗り手次第だね」と女将さんは愛想のない返事だった。

    まずはリハーサルをと、竹製のフラワーポットのカバー篭に塗ってみた。まだ完全に乾いてはいないが、ひび割れも生じず今のところはうまくいきそうな感じではある。

    スケップのおかげで、今回は土壁のことを色々と調べ、改めてその奥深さに感心した。土壁は究極の”パーマカルチャー建材”と言っても過言ではない。

    ウワミズザクラ


    県道長野菅平線を保科川沿いに走っていて次々と目に入ってきた赤い実をたわわにつけた木の姿、車を降りて確認したらウワミズザクラ(上溝桜)だった。純白の穂花を付けた静かな姿とは対照的だが、果実をつけたウワミズザクラの華やかさも良い。

    びっしりとついた果実から、花が咲いていた時の見事さが想像出来る。


    望遠レンズでズームしてみると、熟しきった黒粒の実が目立ち、既に果実が落下してまばらになってしまった穂も多い。

    2016/07/22

    ミツバチのガラスアート


    八ヶ岳倶楽部の「山本達也 ガラスバーナーワーク展」で目にしたミツバチと野草のガラスアート。倶楽部に住みついたニホンミツバチをモチーフにして製作した作品らしい。花束の上を翔ぶ全長3センチ足らずの小さなミツバチの表情がなんともかわいく迷わず購入した。

    自宅に持ち帰り、以前プラハ旅行の土産に買ったハープ奏者とバイオリニストのガラス人形と組み合わせて飾ったら、同じ作者のものではと見まごうほどに両者が馴染んで見える。



    2016/07/10

    ”目からウロコ”術の実践


    今年の分蜂はいつまでもダラダラと続く。昨日の朝9時過ぎ頃から一群がそれらしい気配を示し始めた。
    我が家の蜂場周辺の蜜源環境ではこれ以上飼育群を増やせる余力はない。で、昨年知った北ドイツ、リューネブルガ荒野(Lüneburger Heide)の伝統的分蜂群捕獲法を試してみることにした。

    7月10日:
    09:11 分蜂群が巣門から溢れ出すと、すかさず巣箱前面をネットで覆いミツバチをネット内に誘導する。捕獲ネットはYouTubeで見た "Swarm Suck" を見よう見まねで自作してあった。


    09:27 かなりの蜂をネット内に誘導したような気がしていたが . . .


    09:37 近くのカラマツの高枝にできた蜂球を見ると、そちらの方がネット内の蜂数より多そうだ。
    カラマツ蜂球は直ぐにきれいに整頓したが、ネット群はいつまでもワイワイと騒いでいる。その様子から察するとカラマツ群が本命で女王蜂はそこに合流しているようだ。

    ほどなくしてカラマツ群は蜂球を解き、西南方向へ松の木を超えて西南方向に飛び立った。
    ネットに幽閉された分蜂群はこの後どのように振る舞うのか?. . . (続く)

    ドロバチ

    ここ数日、ログの穴を盛んに出入りしている蜂がいる。図鑑で調べるとオオフタオビドロバチのようだが確かなことは分からない。

    時には自分の身体より大きな虫を抱えて5〜10分おきと頻繁に巣穴に入って行き、巣穴にはほんの数十秒だけ滞在してまた獲物を探しに飛び立つ。

    図鑑には「. . . 幼虫の成長に必要な量の食物を一度に貯え(一括給餌). . . 」とあるので、持って帰った青虫をドロバチの幼虫に食べさせているわけではなく、セッセ貯えているのだろう。

    壁に巣を作られるのは困りものだが、オオフタオビドロバチが集めるイモムシはガの幼虫らしいので、庭のガを減らしてくるのはありがたい。

    2016/07/04

    ビー・ハンティングのすすめ


    「野生ミツバチとの遊び方」(原書: "Following the Wild Bees")が面白い。「ミツバチの会議」や「ミツバチの知恵」の著者、米国コーネル大学のThomas D. Seeley教授の新著。これまでの教授の研究書とはうってかわり、"ビー・ハンティング(Bee hunting)" と呼ばれる野外レクリエーションへの入門書だ。
    • Seeley教授が学生時代に読んでビー・ハンティングの手ほどきを受けた「The BEE HUNTER」が出版されたのは1949年のこと。
    • 1908年出版の古書「BEE HUNTING」。ネットから復刻版を無償ダウンロードできる。
    • 「ウォールデン 森の生活」で有名なヘンリー・D・ソローがビー・ハンティングを楽しんだことを日記に書いたのは1852年9月30日のこと。
    . . . ことほどさように、ビー・ハンティングは欧米では長い歴史を持っているらしい。


    そのやり方は . . . 
    • 花を訪れているミツバチをビー・ボックス(=餌箱)に捕獲する。
    • ビー・ボックスで餌付けしたミツバチをリリースし、巣に帰って仲間を連れて来るのを待つ。
    • ビー・ボックスと自然巣を往復する蜂が現れたら背中にペイントでマーキングする。
    • マークした蜂がビー・ボックスを飛び立ち再び現れるまでの時間を記録する。
    • 同時に蜂が飛び去る方向を方位磁石で測定し、地形図上にマッピングする。
    • 推測した方向にビー・ボックスの位置を近づけ、再度方角・距離を推計する。
    . . . この作業を繰り返して、徐々にミツバチの巣がある場所を絞り込み、最終的には目視で巣を探す。


    甲信越地方には "スガレ追い"という伝統文化がある。それとの違いは;
    (1) 対象がクロスズメバチではなくミツバチ
    (2) 森の中を蜂を追って走り回る体力勝負の代わりに、コンパス、地形図、タイムウォッチを使って住処を突き詰める知的遊び . . . ということのようだ。 

    そもそもは、ミツバチの巣を見つけ、ハチミツを収穫したり、時には木を切り倒して飼育用のミツバチ群を捕獲するという実利目的で行われたビー・ハンティングだが、今日では、花畑とミツバチの巣をつなぐビーラインを見つける知的アウトドアスポーツとして一部の自然愛好家やミツバチ愛好家の間で行われているようだ。 (右イラスト:は Harper'sWeekely vol.27, no.1402)

    「近年、"養蜂" という狭い範囲に限定されてしまったミツバチと人間との関わりは、もっと広く多様な付き合い方があっていいはず」と言うのがSeeley教授の提唱。「ビー・ハンティングは、野生のミツバチ保護にもつながる」とも教授は言う。
    「ビー・ハンティング」は新しいアウトドア・ライフとして日本でも愛好者を獲得できそうな気がするがどうだろうか?
    (Shelley教授のビー・ハンティングの動画)

    2016/07/01

    スカイスクレイパー・ハイブ


    今年は例年以上にミツバチの増勢が盛んだ。特にKT式飼育巣箱群が活発で、分蜂で半減したように見える蜂数も分蜂数日後にはもう満杯になる。既に三次の分蜂を終えたこの群は、ここ数週間は巣箱内に入りきれない蜂が、昼、夜、雨天、炎天を問わず常時巣門に溢れ出ている有様だ。もう一度分蜂して過密状態を解消するだろうと待っていたがその気配が見えない。

    というわけで、今日はもう一段継箱して容量を増やしたが、高さが1.4メートル近くにもなり摩天楼のような極端にノッポな巣箱になった。副え木で巣箱の連結を固定し、煙突用支え脚金具で建物柱で支持するようにしたので転倒することはないだろうが、デザイン的にはかなり奇異なものになってしまったが、ミツバチ達は全員巣箱内に収まり、早速ビー・ブリッジを組んで巣板造りに励んでいる。(下写真、左は標準サイズの日本ミツバチ縦型巣箱)



    2016/06/14

    蜜源植物:ヤマハゼ


    庭を歩いていると頭上から聞こえてくるミツバチの羽音。十数匹のミツバチがヤマハゼの花から花へと飛び回って花蜜を集めていた。
    ヤマハゼにミツバチが群れている光景を見たのは今回が初めて。すぐ近くにバイカウツギやノイバラの花が満開だがそちらには見向きもしない。

    2016/06/09

    八ヶ岳倶楽部の蜂ガール- その2


    草屋根に蜜源草花の植付けに精を出す八ヶ岳倶楽部の蜂ガールSF嬢。彼女の努力の甲斐もあって、今年は分蜂群の待ち箱への入居も、その後の増勢も好調で、八ヶ岳倶楽部のニホンミツバチプロジェクトも5年を経て随分と進化した。

    2016/06/08

    サンショウバラ


    蜜源・花粉源にと6年前に庭に植え付けたサンショウバラ(山椒薔薇)が今年はよく花をつけてくれた。全体の花数が少ないせいかまだミツバチ達はそう多くは集まって来ないが、もう4〜5年もすればサラサドウダンに続く庭の主要蜜源・花粉源になってくれるはずだ。

    2016/06/07

    再びの奥上高地徳沢園

    シウリザクラを見たいと奥上高地奥沢園への一泊旅行。
    事前に開花状況を何度も電話で確認した上での訪問だったので、満開のシウリザクラに会うことができた。

    そして、今回の旅行でシウリザクラ以上に魅了されたのがベニバナイチヤクソウ。これまで何度も見ている花だが、奥上高地の雑木林の林床一面に広がるベニバナイチヤクソウの光景は、言葉通り "息を呑む" ような美しさだった。


    前回訪問の折には徳沢園の庭を埋め尽くすニリンソウの美しさに圧倒されたが、今回ニリンソウの花期は既に終わっていた。例年より20日以上も早い開花だったらしい。

    2016/06/03

    不可解なトンビ

    頭上でピーヒョロロと鳴き声が聞こえてきた。見上げると葉のついた小枝を掴んで旋回飛翔しているトンビの姿。カラスやトンビが巣材として枯枝を集めることはよく知られている。でも ;
    • 営巣準備としては時期が遅く、
    • 枯枝ではなく葉のついた生枝を持ち、
    • 真っすぐ巣に向かうのではなく上空をクルリクルリと飛翔している
    . . . 姿には、巣材運びと考えるには少々疑問も感じた。

    近くの空に2羽のトンビの姿もあったので、メスに対するディスプレイ行為の一種なのか、あるいは巣材を運んでいる途中に上昇気流に乗って気持ちよさそうに飛んでいる仲間を見つけてつい道草を食っていたのか?なんとなく不可解な光景に感じた。

    2016/06/02

    クワガタ初見


    今年はじめてのクワガタ。毎年同じこのコナラの樹でみかける。しばしばミツバチ巣箱の中へ入ろうとする姿をみかけるが、ハチミツの匂いにつられての行動のようで、特にミツバチを捕食しようとしている風でもない。

    2016/06/01

    虹色の飛行機雲


    Y20やY28の飛行ルートが走る八ヶ岳南麓〜南アルプス上空で飛行機雲はそう珍しくない。でも、今日のような虹色に輝く飛行機雲を見たのは初めて。太陽の位置、飛行機雲の方角、自分が立っていた場所、などがうまくかみ合っての現象なのだろう。

    2016/05/30

    草屋根養蜂


    この春、八ヶ岳倶楽部の森で始まった「草屋根」養蜂は、自分の知る限りでは日本で初めての試みではないかと思う。

    都市型養蜂(Urban beekeeping)の一つの形として、ビルの屋上で行う屋上養蜂(roof-top beekeeping)は日本でもここ数年ですっかりお馴染みになった。が、草屋根養蜂(sod-roof beekeeping)となるとかなり珍しい。海外でも同様のようで、ネットで画像検索しても、屋上養蜂は数多くあっても草屋根養蜂の画像は見つからない。

    + + + + +

    近年、省エネの観点から "屋上緑化" が話題になるが、屋根に草を植え込むのはスカンディナビア諸国ではバイキング時代以前からの長い歴史を持つ伝統的住宅様式だ。(image source: inhabitat )

    以前デンマークに住んでいた頃、山羊やウサギが草屋根に放たれている光景に出くわすことはたまにあったが、ミツバチ巣箱が設置されているのを見た記憶はない。(image source: web urbanist)


    八ヶ岳倶楽部の草屋根は園芸家の柳生真吾氏の作庭で巣箱も本人の手造り。真吾氏はニホンミツバチに手を染めた当初から巣箱を草屋根に設置するという構想を持っていたが実行しないまま昨春他界された。今回の草屋根養蜂は、彼の志を受け継いだ弟の柳生宗介氏の手で実現したもの。
    八ヶ岳倶楽部の草屋根養蜂が今後どの様に展開していくのか、おおいに興味が湧く。

    2016/05/19

    梟アート


    頂きもののフクロウ焼物、部屋の中、作業部屋、玄関先、ベランダ、. . . と、置き場所を転々と変えてみたがいまひとつシックリこない。

    であれば、本来フクロウがいる場所へと庭のコナラの太枝に置いてみると、梟は息を吹き返したように生き生きとしてきた。
    陶芸作家荻原恒夫氏は、この梟を野外に置いて鑑賞することを前提に創作したのに違いない。そう言えば、萩原氏の作品は屋外に展示されているものが結構多い。

    2016/05/16

    バリ島蜂洞での実験養蜂 - 最初の挫折

    ニホンミツバチは、バリ島のココ椰子蜂洞を放棄し、日本のサワラ蜂洞へ引っ越してしまった。実験開始後4日目の出来事。
    • 5/12(   09:045  飼育群の分蜂開始(三次分蜂)    15:56 捕獲ネットからココ椰子蜂洞へ
    • 5/13  10:00  捕獲後の逃去リスクを軽減するためおよそ3キロほど離れた蜂友の庭に蜂洞を移動
    • 5/14  10:00  蜂場移動後のココ椰子蜂洞群の行動はいたって平穏な雰囲気

      . . . がこれまでの経過。
    そして. . . 
    • 5/15  15:08
      「サワラ待ち箱にミツバチが群れている」と臨時転居先の蜂ガールからの電話通報。
      (サワラ蜂洞は、ココ椰子蜂洞から10メートルほど離れている場所に設置した待ち箱。”ココ椰子蜂洞群の逃去?"との思いが頭をよぎったが、この日は現場へ行って確認する時間がなかった。)
    • 5/16  11:00  
      臨時転居先を訪れ「ココ椰子蜂洞」群はたった2枚の小さな巣板を残して逃去してしまっているのを確認。一方、「サワラ待ち箱」では新住民が活発に巣門を出入りしていた。
      (諸般の状況から判断すると、サワラ待ち箱の新住民はココ椰子蜂洞の逃去群であることは間違いない。そして、昨日連絡を受けた時点では既に「逃去→移動」を終えた後だったとも思える。)

    もちろんこの一例だけから、「日本ミツバチはやはりバリ島のココ椰子横型丸太巣箱より、日本のサワラ縦型巣箱を好む」などということを言うのは早とちりというものだ。まだ数多くのトライアルが必要だが残念ながらここ数日野山の待ち箱を訪れる探索蜂の数はグッと減ってきて、八ヶ岳南麓の分蜂シーズンはほぼ峠を越した感もある。
    この春、ココ椰子蜂洞実験養蜂に投入できるミツバチを捕獲できなければ、ココ椰子実験養蜂は来シーズンまで延期ということにならざるを得ない。

    2016/05/14

    バリ島蜂洞での実験養蜂

    飼育群の二次分蜂(注)。かなり小振りだがネット捕獲が容易な位置に蜂球ができたので、この群を使ってバリ伝統のココ椰子蜂洞での日本ミツバチの実験養蜂に着手することにした。

    まず最初の関門は、日本ミツバチがこのココ椰子蜂洞に居ついてくれるかどうかだ。

    + + + + +

    捕獲網から巣箱への入居はいたってスムーズ。ネットと蜂洞を連結するといそいそとネットを駆け上り10分足らずで全員バリ島蜂洞へ移動した。(右写真)

    日本ミツバチの巣箱常識から判断すると、バリ島蜂洞には幾つもの問題点があるようにも思える。とはいえ、日本ミツバチもバリ島で生息しているミツバチも共にApis cerana(東洋ミツバチ)、近縁の親しい仲間同士であることは間違いない。であればバリ島の歴史の中で育まれた蜂洞が、日本ミツバチには絶対不向きということでもないだろう。

    半信半疑でのバリ島蜂洞での実験養蜂のスタートだったが、一夜明けた今朝の蜂洞周辺は拍子抜けするほど平穏。ミツバチ達は結構気に入った様子で小さな巣穴を入れ替わり立ち替わり出入りしている。


    花粉を運び込む光景が見られるほどに居ついてくれたら、この蜂洞を譲ってくれたバリ島のSudi Warung氏に動画添付で報告しようと思う。そしてこの蜂洞を作ったバリ島の古老にもう数個同じ物を作ってもらうよう依頼できないかも尋ねてみよう。

    追記: (5/17) 「 5/2に分蜂があった」との隣家E氏からのメール。ということでこれは第三次分蜂だった。

    2016/05/12

    清泉寮快晴


    昨日の豪雨の後の雲一つない快晴。雨で洗われ新緑がキラキラと輝く清泉寮は、遠足らしい小・中学生の嬌声で賑やか。


    2016/05/05

    蜜源植物:ベニバナトチノキ


    多くの花で溢れるこの時期、神代植物公園は買い手市場、ミツバチは "よりどりみどり" で蜜源花を選ぶことができる。今日の売れ筋はベニバナトチノキ。ただ残念なのは全てセイヨウミツバチ、ニホンミツバチの姿は一匹も確認できなかった。

    ミツバチをよく見かけるワイルドファイアーやサンショウバラに、今日はミツバチの姿はなかった。流蜜期を過ぎたのか?あるいは流蜜時間ではなかったのか?