2017/07/21

グリンデルワルトの蜂場

「スイス旅行まとめ - ミツバチ編」

  • 移動中のケーブルカーやロープウェイ・ゴンドラ、あるいはバス・電車の窓から巣箱らしいものを探し . . .
  • 帰宅するとGoogle Mapでその場所を推定し、バスや徒歩でそこまでのルートを調べ . . .
  • トレッキングの合間や雨天の日にその場所へ出向き、周辺を歩き回って巣箱を探す。
. . . こんな行き当たりばったりの形だったが、グリンデルワルト滞在中に7箇所の蜂場(上写真 ①〜⑦)を見学できたのは上出来だった。

全てがノーアポイントメントでの訪問なので、知りたかった情報が全て入手できたわけではないが、それでも実際に利用されているビーハイブやビーハウスの現物見学からは色々と得るものがあった。

①から③はプロの養蜂家のLA式巣箱。標高1100m-1250m-1600mの高度の違う三箇所に分散しておかれているのは花の開花時期に合わせてのことだろう。
(詳細は7/9に掲載済み)
④自宅の前の丘の上に十数個のLA巣箱を並べており、どの巣箱からもセイヨウミツバチが活発に出入りしていた。
(自分では良い写真が撮れなかったので右写真はGoogleストリートビューを転写させてもらったもの。2014年10月撮影だが訪問した時もほぼ同じような状態で巣箱が並んでいた。)

⑤スイス、オーストリア、スロベニアなどの伝統的ビーハウス(集合住宅式蜂小屋)。
小屋のサイズは小振りで今年は2群しか飼育していないことから察すると"趣味の週末養蜂家" のようだ。
⑥16個の巣箱が上下2段、合計32群を飼育する本格的なビーハウス。採蜜などの作業室も付属している。
すぐ近くの農家がビーハウスのオーナー。留守中のご主人に代わって老婦人と話したが、ミツバチの面倒はもっぱらご主人の仕事とのことであまり詳しい話は聞けなかった。

⑦今回見た唯一の丸太式巣箱。牧草地内の作業小屋の軒下に置かれていた。
黒光りしたログ、錆びたドア金具、荒削りの丸太巣箱、. . . 。全てが歴史を感じさせる絵になる光景。隣の丸太ベンチは、年老いた農夫がミツバチの出入りを眺めながら作業の合間にコーヒーブレイクをするためのものだろう。
雨天とあって作業小屋には誰もいなかった。