「スイス旅行まとめ - ミツバチ編」
チューリッヒ(Zurich)のホテルの室内に置いてあった小冊子「THE VISITOR - ZURICH MAGAZINE」に、スイスのルーフトップ・ビーキーピング (Roof-top Beekeeping 屋上養蜂) についての記事があった。都市型養蜂 (Urban beekeeping)の一形態である「屋上養蜂」は日本では銀座ミツバチプロジェクトが有名だが、(ロスリン礼拝堂の巣箱に遡るまでもなく)ヨーロッパでの歴史はもっともっと古い。
世界でミツバチの巣箱密度が最も高いと言われるスイスだが、チューリッヒの都会派ミツバチの密度も相当高そうだ。
ネット情報をもとにチューリッヒ中心街で屋上に巣箱を置いたビルを探すと、数百メートルおきに次々と見つかる。それも著名なお店やホテルが多い。
Globusデパートで飼育しているのは養蜂業用のセイヨウミツバチ (Apis mellifera)ではなくスイスの在来種ブラックビーだという。チューリッヒの都市養蜂が、エコロジー活動と表裏一体ということを示唆している。
バスの窓から見た市内の街路樹も、アカシア、ユリノキ、トチノキなど、"Bee-friendly"な樹種が多かった。
(Marriott Hotel Zurichの写真。 18個のミツバチ巣箱が写っている。)