2022/03/16

ミスミソウが見ごろ


カタクリの花を見ようと八王子の片倉城跡公園へ。カタクリの開花にはちょっと早すぎたようで、花の姿はチラホラの程度(上写真)。ただ満開のミスミソウをあちこちで鑑賞できたのは予期しない収穫だった(下写真)。


2022/03/10

諏訪大社 御柱祭


今年は7年に一度(=6年周期に)催される諏訪大社の御柱祭、でも新型コロナのせいで今回の祭事催しは大幅に簡略化されるらしい。であれば、せめて御柱だけでもじっくり見ておきたいと、今日は諏訪神社上社の御用材仮置き場へ出かけた。樹齢200年超、長さ約18メートル、重さ約7トンと言われる8本の巨木が、冠雪の八ヶ岳連峰を背景に並べられている光景に厳かさを感じる。


これらの御用材は、4月2日の”山出し”の日にこの地を出発し、途中、急坂での”木落し”、宮川を渡る”川越し”、騎馬行列や長持ち行列などの華麗な時代絵巻を繰り広げる”里曳き”と、約20キロの道のりを氏子によって運ばれ、6月の宝殿遷座祭で諏訪上社の前宮と本宮それぞれの社殿四隅に曳き建てられて御神木となる。

(左 現在建っている本宮一之御柱 右 今年建て替えられ予定の御用材)

数ヶ月間に渡り執り行われる御柱祭、この期間、氏子の皆さんは久しぶりに帰省する子供や孫だけでなく、御柱祭を目当てに訪れる知人や親類縁者のための「おもてなし料理」の準備で多忙を極める。かっておもてなし料理は、祖母から母、母から娘へと伝えられてきた家庭料理だった。今ではスーパーやコンビニの御柱料理予約を利用する家庭が多くなったらしいが、時代の流れで致し方ないことだろう。

そこでスーパーやコンビニは、7年に一度のビジネスチャンスと、御柱祭料理の予約競争に闘志を燃やす。が、ワクチン禍で祭事内容が大幅に簡素化されるとあっては、期待通りの売上は難しいのではと弱気の声も聞こえてくる。

2022/03/09

原種シクラメンの追加植栽

昨秋札幌の園芸店からサービス品としていただいた原種シクラメンコウム、可憐な姿だけでなく花期の長さも気に入ったので8鉢ほど購入し小さなロックガーデンを造成して移植した。

今回移植したのは;
原種シクラメン コウム 赤花系  開花時期:冬〜春  x2
原種シクラメン コウム(アルバ)  白花系 開花時期:冬〜春  x2
原種シクラメン へデリフォリウム(ネアポリタナム)  赤花系  開花時期:秋〜冬  x2
原種シクラメン へデリフォリウム(ネアポリタナム)  白花系 開花時期:秋〜冬  x2





2022/03/08

盛況のバードフィーダー

昨夜山荘に到着した時に餌を補充したバードフィーダーに、今日一日で、アトリ、 ウソ、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、コガラ、エナガ、カワラヒワ、シメ、ジョウビタキの11種の野鳥が訪れてくれた。ウソの姿を見たのも久しぶり。

八ヶ岳南麓の春告花


今年初めて来た山荘、近くの沼地では八ヶ岳南麓の春告花、ザゼンソウ(座禅草)の花が既に開花していた。

2022/02/09

シクラメンコウムが満開


昨秋植えた原種シクラメンコウム(Cyclamen coum)から芽生えた9本の花茎のうち7本が開花した。小さな花とは聞いていたが満開時の花径がわずか2cm、大柄で華やかな園芸種シクラメンの花とは随分イメージが違う。そして、こちらの方が野草らしくて我が家のロックガーデンには似合いそうだ。

シクラメンコウムの原産地はコーカサス地方や黒海周辺の国々。その一つ、ウクライナ(Ukraine)は映画”ひまわり”の撮影地となったこともあってか「ウクライナ=ヒマワリ」のイメージが強いが、シクラメンコウムも国民的に愛されている野草らしい。その姿は記念硬貨にも刻まれている。




寒暖の差が激しいと言われるウクライナの自然に自生するシクラメンコウムは、寒さに強く、結氷するような寒気の中でも花を開くほど耐寒性の強い野草と言われている。時には氷点下10〜15度にもなる八ヶ岳高原標高1250mの高地に位置する我が家のロックガーデンでも露地植えで栽培できそうなのもいい。
塊茎で年々花芽の数が増えていくというのも興味深い。里芋のように地中に作る塊茎(右写真)は年数を経るごとに大きくなり、時には20cmを越す大きさになるらしい。そしてその大きな塊茎のあちこちから花芽が吹き出て花束のように花を咲かせるそうだ。


環境さえ合えばこぼれ種でもドンドン増えるらしいので春になったらとりあえず数十株をロックガーデンの一角に植え込んでみたい。これまでは花が皆無だった山荘の冬の庭で、雪の中にシクラメンのピンクの花が次々と花開く光景を想像すると今からワクワクする。

(写真はAlpine Garden Society, UKのホームページから借用)

2022/01/12

春の兆し

 

正月3が日が過ぎたと思ったら東京の庭の片隅には既に春の兆しが。(左から原種シクラメン"コウム”、シュンラン、フキノトウの花芽)

左端のシクラメンは昨秋札幌の園芸店からサービスとして同梱されてきたもの。ここ数ヶ月間花茎は地面を這うように寝そべっていたが、1月に入ると休眠期を終えたのか突然グイと首をもたげてきた。間もなく花を咲かせようとしているような気配なのだが?

2021/11/24

ロックガーデンの越冬対策


冬の寒さと乾燥を軽減するため、庭の落ち葉をかき集めてロックガーデン全体にふんわりと置き、その上にナイロンネットを乗せて枯葉が風で飛び散らされないようにした。

厳しい気候の英国、カナダ、アメリカ北部などのロックガーデンを見ると、冷気や土の乾燥過から草木を守るため、大きな麻布や藁で地表を覆ったり、樹木の根回りに枯れ草を敷きつめたり、幼木を風除け布で囲ったりしている。

我が家のロックガーデンには、主に亜高山帯に自生している植物を北海道の園芸店から仕入れたものなので寒さには強いはずだ。ただ植え付けてから一年未満のものばかりなので、まだ十分に根が張っていないだろう。で、八ヶ岳おろしの寒風や、長期留守中の乾燥に耐えきれないのではと今年の冬は多少過保護に対応することにした。

ガンコウラン(クロウベリー)、コケモモ(リンゴンベリー)、ツルコケモモ(クランベリー)、クロマメノキ(浅間ブドウ)の4樹種が主な保護対象樹だが、枯葉の中にはリンネソウ、ノウゴウイチゴ、ミヤマキンポウゲ、ミネズオウ、チングルマ、ゲンチアナ、イワヒバなども埋もれている。

2021/11/05

いろは坂の紅葉

 奥日光への旅行の帰路、第1いろは坂から見た屏風岩の紅葉。



野生のツルコケモモ

この秋、山荘のロックガーデンにツルコケモモを移植した。ツルコケモモ(vaccinium oxycoccus)はコケモモ(Vaccinium vitis-idaea)と同じツツジ科スノキ属、生育環境は同じだろうと早合点しコケモモの隣り日当りの良い砂礫地」に植えた。

ところが、奥日光湯元で滞在したホテルロビーのガイドブックで、近くにツルコケモモの自生地があることを知り訪ねてみると、そこはワタスゲやモウセンゴケなども生えている小さな湿原だった。

改めて調べてみると、確かにツルコケモモは「湿原に生え、茎の所々から根を出してミズゴケの上を這う蔓性植物」とある。「高山の岩山などに生育し、地中の根茎を伸ばして株を広げていく常緑小低木」のコケモモとは生育環境が異なるようだ。

リンネソウでもそうだったが、鉢植えの苗木を購入し露地植えしようとする時は、まず事前にその草木の自生地を観察して生育環境を学ぶことが肝要だということを改めて知らされた。
今秋はもうタイミングを失したので、来春早々には、ツルコケモモを野鳥の水飲み場下の湿地へ移すことにする。

2021/11/04

落葉松はたくましかりけり

奥日光湯元で、これまでカラマツに抱いていたイメージを一新させられる体験をした。

八ヶ岳南麓や軽井沢でよく見られる、戦後に植林されたカラマツ林は、”やわらかな新緑”、”夕陽に映える黄葉”、”整然と林立する並木”など、叙情的・女性的な印象を持っていた。北原白秋の「落葉松」の詩や、野上彰作詞の女性合唱曲「落葉松」にもそんなイメージがある。
 
一方、奥日光湯ノ湖周辺のあちこちで見かけた天然木のカラマツは、エネルギッシュで逞しさに溢れていた。宿泊した宿の露天風呂の塀際に生えていたカラマツも、樹齢約400年、周囲5.41mで、樹勢いまだ衰えずという感じでその迫力に圧倒された。

もし、北原白秋や野上彰が滞在先の軽井沢から奥日光まで足を伸ばし、湯ノ湖周辺のカラマツを目にしていたら、”からまつはさびしかりけり”とか、”落葉松の夜の雨にわたしの心が濡れる”などの詩は生まれなかったのかもしれないと勝手な想像をした。

*下写真をクリックするとYouTubeに移動し「落葉松」の合唱が始まります
「落葉松」詩:野上彰、作曲:小林秀雄
演奏: 青森県八戸市立根城中学校合唱部

2021/11/03

日光の溶岩崖

日光で訪れた華厳の滝、瀑布も見事だが滝を囲む柱状節理の溶岩崖はそれに負けないほどに圧倒的な景観。その迫力を写真に写し込める技術がないのが残念。

2021/10/03

ハガキ(葉書)の木

今日、神代植物公園の散策で見たタラヨウ、手の届く高さの葉っぱの裏側を見ると落書き風の書込みが結構ある。

この葉っぱの裏を尖ったものでなぞると、傷跡が変色していつまでも残るのでメモ用紙として使える。宛名を書き、切手を貼れば郵便局でハガキとして受け付けてもくれる。タラヨウが別名”ハガキの木”とも呼ばれる由縁だ。


夜のNHK「青天を衝け(第29回)」は、奇しくも日本に郵便制度が誕生した時の物語。”郵便”、”切手” などの名称もその時生まれたらしい。

番組中でタラヨウのことにも触れるのではと期待したが残念ながらそんな場面はなかった。(写真はNHKアーカイブから)

1997年、当時の郵政省が環境基本計画の一環としてタラヨウを郵便局のシンボルツリーと定め、庁舎敷地にタラヨウを植樹することを推奨した。このことでタラヨウの木と郵便ハガキの間柄が一気に世間に認知されることになり、”タラヨウ=葉書”の認識が普及定着したようだ。

タラヨウには、ハガキと結びつくずっとずっと以前、紀元前5世紀のお釈迦様の時代から仏教教典との深くて長い結びつきがあったらしい。タラヨウの巨木・古木が全て寺院の境内にあり、郵便局敷地内のはまだほんの若木だという事実の背景にはそんな事情があったことを私はこれまで知らなかった。(参考資料:「禅の視点 -life- 」)


神代植物公園のミツバチ

秋の陽光に誘われ近くの神代植物公園を散策。萩園はややピークを過ぎ、バラ園は秋バラの開花がやっと始まったところ。ハギ園やバラ園では、花粉集めのミツバチが忙しく飛び回っていたが、見かける蜂はいつものようにセイヨウミツバチだけ。

マルバハギ:
神代植物公園のハギ園にはいろんな種類のハギが植え込まれているが、今日ミツバチが群れていたのはマルバハギの花だけだった。今日がたまたまそうだったのか?あるいは、マルバハギが特にミツバチに好まれるのか?


薔薇の花:
何百種類もあるバラの中でもミツバチが好むのは単衣か半八重の品種だけで、八重系のバラでみかけることはまずない、ということはこれまでの観察で分かっている。今日もミツバチが訪れていたのは半八重のワイルドファイアーだけ。

ギンナン拾い

あちこちで、地上に散らばった銀杏が目につくようになった。そこで今日は近くの公園で散歩がてらの銀杏拾い。銀杏といえば茶碗蒸しだが、我が家ではもっぱら煎り銀杏にしてお茶請けや晩酌の酒の肴で楽しむことにしている。

都心では銀杏をつける雌木の街路樹はすっかり減ったが、旬を楽しむ程度の量であれば、公園や大学敷地などに残された雌木の下で手軽に拾うことができる。

2021/09/27

ヤナギタケの季節

10日ほど前にのぞいた時はほとんど姿がないので ”今年は不作かな” と思っていたが、今日再度立ち寄ってみると、沢沿いのあちこちのヤナギの木に獲りきれないほどのヤナギタケ(ヌメリスギタケモドキ)が顔を出していた。
早速、幼菌(右)はみぞれ和えで、成菌(左)はキノコ鍋で今年初の味覚を楽しませてもらった。縄文時代から延々と続く人間の営み



2021/09/14

バードフィーダー


野鳥の水飲み場の近くに自作のバードフィーダーを設置した。実際に給餌をスタートするのはもう少し先、周辺の山野から餌になる木の実や野草の種が無くなってからになる。

自慢は板葺きの屋根。ドイツや北欧諸国で良く見かける伝統的木造家屋の板葺き屋根を模した。

材料を入手したのは随分以前のこと。地域の木工サークルで指導いただいた木工作家のM先生から頂戴した端材を大事に保管していたものだ。野鳥の餌台にはもったいないような世界の銘木の組み合わせになっている。
(傷んんだ板を葺き替えたため下表と一部一致しない部分もある)

台柱は敷地内の栗の大木を剪定した時に出た太枝を乾燥させておいたもの。バーナーで焼いて、たっぷりと砂利を入れた穴に立てたのでかなりの耐用年数があるはずだ。
バードバスとバードフィーダー、これで我が家の庭にミニバードサンクチュアリーができた。

ちなみに、4月にバードバスをオープンしてから水飲み・水浴びに訪れた野鳥は確認できただけで . . . キジコゲラホオジロ・イカル・サメビタキジョウビタキ・シジュウカラ・コガラ・ヤマガラ・ヒガラ・メジロ・クロツグミ、エナガ、カワラヒワ . . . の14種。冬鳥が渡って来るようになると客層はもう少し増えるだろう。

ミソハギ

野鳥の水飲み場下の湿地にミソハギ(Lythrum anceps)を移植した。土壌作りとして庭土にピートモスと水苔を混ぜ込んだ。

ネット情報では”ミソハギは耐寒性強い”とある。そのことがマイナス10〜15度の厳冬にも耐えることを指しているかどうかは分からない。今年はとりあえず2株だけ植え付け、この冬を越すことが確認できたら、来春にはもう少し株数を増やしたいと思う。

ミソハギが蜜源花としてミツバチに好まれることは確認済みだ。

2021/09/12

ツルコケモモの植付け

先日神代植物公園内の園芸店で購入した3本のツルコケモモ(クランベリー Vaccinium oxycoccos)の苗木を山荘のロックガーデンに移植した。昨年11月に植えたリンゴンベリー(コケモモ)の苗木は小さくまだ実をつけそうにないが、こちらは多数の果実をつけている。間もなく熟しそうなので楽しみだ。

果樹の苗木を購入する時、これからは多少値が張っても大きめの苗木を購入し、一年でも早く果実を味わうようにしたい。木が成長し実をつけるようのなるまでじっと待てるほど余生はそう長くなさそうだから。

2021/09/11

夏と冬、2回咲くシモバシラ


山荘の庭でシモバシラが花をたくさんつけている。シソ科の多年草シモバシラ(Collinsonia japonica)は、夏に咲くこの花より、冬に咲く”氷の花”の方が有名だ。

地上部の茎が枯れた後にも根は活動を続け、根から毛細管現象で吸い上げられた水分が茎の裂け目からしみだし、氷点下の外気温に触れて凍ってできる氷の花。東京近郊では高尾山のシモバシラが有名だが、すぐ近くの野川公園や神代植物公園でも気象条件が揃うとできることがある。ただ、太陽が出て気温が上がるとすぐに溶けて姿を消してしまうので、平地で氷のシモバシラに出会うのはそう容易ではない。

冬はどうしても足が遠のく山荘の庭で”氷のシモバシラの花”はまだ見たことはないが、氷のカミソリはこれまで何度か見た。”シモバシラの花”と違い、こちらは枯れ草の茎に強風がぶつかり、空気中の水蒸気が風の流れと反対の方向に結氷したもの。気象条件や形成過程は全く違うがどちらも不思議で美しい自然の造形。(右写真は2009/3/3 撮影)

2021/08/25

ツノハシバミ

 ツノハシバミ(Corylus sieboldiana)の実がだいぶ大きくなってきた。後一月も待てば食べられそうだ。

ツノハシバミの実を見ると連想ゲームのように思い出すのがオーデンセでの学校生活。ずいぶん昔のことだが、小田実の著書「なんでも見てやろう」に触発され、シベリヤ鉄道経由でデンマークに渡り最初の冬を過ごしたのがアンデルセンで有名なオーデンセの街の郊外にあるDalum Landbrugsskoleだった。

全寮制の学校で、寄宿舎と教室棟の間に大きな芝生の中庭があり、その片隅に大きなヘーゼルナッツ(=セイヨウハシバミ)の木が生えていた。授業が終わって寄宿舎へ帰る途中、その実を摘んで部屋に持ち帰り夜ポリポリとかじった。一番食べ盛りの年頃、多分寮の食事だけでは夜になると腹が減り、それを凌ぐためだったのだろう。
あのヘーゼルナッツの木は今でもあるだろうかと、学校の空撮画像で探してみたが記憶がいまひとつ曖昧で確定できない。

エゴノキの実

今年は庭のエゴノキ(Styrax japonica)の実が豊作だ。エゴノキの実は毒なので食べてはいけない、ということは知っている。果皮に含んでいるサポニンが消化管や胃壁を損傷するそうだ。

植物の根、葉、茎、実などに含まれるサポニンは”毒にも薬”にもなり、その性質は植物の種類によって異なるらしい。例えば、高麗人参、桔梗、アマチャズルなどのサポニンは、コレステロール除去、肥満予防、悪玉コレステロールの低減、血流改善、肝機能や免疫力の向上などの効能があり、漢方薬やサプリメントの貴重な原材料とされている。

一方、エゴノキのエゴサポニンはそのような効能はないようで、潰した果汁を川に流してアユやウナギなどを獲る”毒流し漁”に使われたという”毒”の面の方がよく知られている。その毒流し漁も、1951年施行された水産資源保護法で禁止されたので、”エゴノキの実を潰してウナギを獲って遊んだ”などという思い出を持つのは今では後期高齢者だけだろう。
ということで、今年豊作の我が家のエゴノキの実は、ヤマガラが冬越しの餌とする以外に使い道はなさそうだ。


2021/08/20

ワレモコウ


例年花茎をカメムシにかじられ花を咲かせる前に頭を垂れて終わってしまっていたワレモコウ、今年は見つけ次第駆除した甲斐もあってか数株が無事開花した。

今年の夏、八方尾根で見たワレモコウは我が家の庭のワレモコウに比べ二回り以上花穂が大きかった。調べてみるとカライトソウとワレモコウが天然交配したハッポウワレモコウ(Sanguisorba hakusanensis x S. officianalis)という種であることが分かった。

2021/08/19

キツネノカミソリ

庭の栗の木の根元でキツネノカミソリ(狐の剃刀 Lycoris sanguinea)が満開。春先に出た葉は球根に十分な栄養を蓄えると姿を消す。間もなく地中から一本の花茎がスッと伸びてきて先端に独特のオレンジ色の花を咲かせる。ヒガンバナやナツズイセンと同じく”葉見ず花見ず”と呼ばれる野草のひとつ。

名前の由来は、”葉をカミソリの刃に見立てて”とか、”花の色が狐色”などの説もあるようだが、”薄暗い林の中でひっそりと咲く花を狐火に例えて”という説が雰囲気として最も合う気がする。ただこの説では"カミソリ"の由縁については何も語ってくれないのが弱点。
であれば、一部地方で使われている”キツネノタイマツ”の名称が最適と思われそうだが、この呼び名はすでにスッポンタケ科のキノコの名前として定着しているだけでなく、ヒガンバナをキツネノタイマツと呼ぶ地方もあるらしいので話がややこしくなる。

2021/08/13

ノウゴウイチゴ

(左写真はWikipediaから拝借したもの)

ロックガーデンにノウゴウイチゴ(能郷苺 Fragaria iinumae)の苗を植えた。伯耆大山以北から北海道の日本海側の亜高山帯に自生する日本原産の野生の苺、江戸時代の本草学者飯沼慾斎が「能郷白山に自生している」と「草本図説」に記したことから命名されたそうだ。味と香りの良さで登山者に人気らしい。

岐阜、石川、福井、富山の県境に位置する両白山地、北の中心が白山(加賀白山 2702m)、南の中心が能郷白山(1617m)になる春、濃尾平野から北の国境を望んだときに一番遅くまで雪が残っているのが能郷白山だ。

能郷白山が位置する岐阜県本巣市の”議会だより(66号)”には、「北部高地ではノウゴウイチゴなどの希少な植物が観察され、イヌワシの姿も見ることができる」と記されている。
野生のノウゴウイチゴ観察と、憧れのイヌワシウォッチングを兼ねて訪ねてみたい気もするが、”登山道は急登の連続”とのネット情報もあり二の足を踏む。

 

2021/08/12

シナノナデシコ?


知人からいただいたシナノナデシコ(信濃撫子 Dianthus shinanensis) の種子をロックガーデンに蒔いた。シナノナデシコは亜高山の砂礫地に生育する多年草。北アルプスの長野県側に多く自生することからシナノ(信濃)の名前がついたそうだ。別名ミヤマナデシコ(深山撫子)。

シナノナデシコのタネと聞いた気がしているが、”タカネ”ナデシコの聞き違いかも知れない。高山性のナデシコの種子であることは確かなので、花が咲けばどちらの種かは容易に確定できるはずだ。
(上写真:左 シナノナデシコ 右:タカネナデシコ)