2018/10/29

本谷川渓谷の紅葉


塩川ダム周辺の山肌の紅葉のピークは後数日先という感じだが、少し上流の増富温泉郷〜本谷川渓谷は今が紅葉狩りのハイシーズン。次の週末が最後のみごろになりそうだ。ちなみに本谷川の紅葉が一番美しく映えるのはV字谷に陽光が射し込む正午前後。

塩川ダム(瑞牆湖)のオシドリは数羽ていどしか見つからなかった。

2018/10/10

老いも若きも

フクロウ講演会は想定以上の盛況だった。なかでも、ペリットを解きほぐしてフクロウの食性を調べるワークショップは想定以上の盛りあがり。
  • 一昨年に一緒に作業をした麻布大学の学生さんも(下左)、
  • 昨年の夏休み、同じく麻布大学いのちの博物館で開いたワークショップでの子供たちも(下右) 、
  • そして、やや年齢層の異なる今日の参加者も(上) 、
. . .  皆さん、真剣な表情でネズミの骨を探している姿は全く一緒。老いも若きも好奇心に差異はないようだ。


フクロウ講演会

今日の午後はフクロウ講演会です。ご都合のつく方はぜひお立ち寄りください。事前の申込は不要、入場は無料です。

主催:八ヶ岳自然クラブ

共催:山梨県立自然ふれあいセンター

2018/10/07

キノコは危険

今日のANN NEWSは . . .
長野県で今年8月以降キノコ狩りで16人が遭難し、うち10人が死亡した。
. . . と報じていた。

農林水産省のデーターでは、平成29年にキノコの食中毒で死亡した人は全国で3人。他の研究機関のデーターでも死亡例は毎年2〜3人(全国)らしい。
キノコは「食べる」よりも「採る」ことの方がはるかに危険、ということをもっと喧伝した方が良さそうだ。

2018/10/05

オシドリ受難


そろそろオシドリが見られるのではと立ち寄った清里湖(大門ダム貯水池)、いつもは青く澄んでいる貯水が泥水に変わり、オシドリがたむろしているはずの対岸崖下の湖水は無数の流木や枯草で覆われてしまっている。台風24号の豪雨の仕業のようだ。

この時期、湖岸周辺の崖にはドングリがたっぷりと落ちる。そのドングリを目指してたくさんのオシドリが集まってくるのだが、今年のドングリは全部豪雨で洗い流されて湖底深くに沈んでしまったに違いない。オシドリたちにとって今年は厳しい冬になりそうだ。

ダム湖までの道筋には、突風で幹の中ほどでボッキリと折れたヒノキがまだ電線に宙吊りになったままだったり、. . .

湖岸を周る道路に溢流が流れて通行止になっている所も何箇所かあった。

台風24号が日本列島に上陸した9月30日、北杜市にも豪雨警報が出されたことはTVニュースで知っていたがこれほどまでとは想像していなかった。

2018/09/28

タマゴタケ


多摩丘陵を散策していてシノダケの竹林に並んで生えていた真っ赤なキノコ、タマゴタケのようだ。周辺の雑木林の林床のあちこちでも見つかる。

今年はキノコが当たり年らしい。TVニュースでは、長野では松茸が大豊作で価格も例年よりずいぶん安いのだそうだ。同時に、キノコを探していて崖から滑落する死亡事故や、毒キノコを食べた食中毒が例年以上に多発しているらしい。明治の昔から全く同じ警告が毎年毎年繰り返されている。


派手な極彩色を敬遠し普段は手を出さないキノコだが、今日は10個ほど採取し、四方八方から撮した写真を八ヶ岳南麓のキノコ博士A氏へ送ってタマゴタケであることを再確認してもらった上で夕食で食べてみた。

ネット情報では、”天然キノコの女王”とか、”生食もできる優秀な食用キノコ”などの記述があるが、夕食のオリーブオイル炒めではその美味さがいま一つ分からなかった。

2018/09/22

雨上がりの幼菌


2日続きの雨天が午後には青空に変わった。近くの雑木林を歩くと色々なキノコの幼菌が目につく。その中から一番顔見知りのジゴボウ(=ハナイグチ)を数個収穫した。

つい先日までテレビの天気予報が、"生命にかかわる危険な暑さ"というフレーズを枕詞のように使っていたのが ウソのようにここ数日は肌寒い天気に変わった。夕食のメニューは自家栽培のシイタケとあわせて”キノコ鍋”で決まり。

2018/09/21

庭の赤い実

r春の花に代って秋の庭を彩るのは赤い果実。いま山荘の庭で目につく赤い実は;

山椒と . . .

ガマズミと . . . 

ヤマボウシと . . .

ニシキギと. . . 

マムシグサ。

そして間もなく仲間に加わりそうなのがノイバラの実。

ナナカマドは今年もほとんど実をつけなかった。カラマツや山栗の日陰で陽当たりがよくないせいだろう。


2018/09/19

タカ見の広場

鷹柱(タカバシラ)を見たいと白樺峠へ通い始めてから5年、今日ついにその夢が叶った。

午後1時過ぎ、向かいの山裾からワシタカが飛び立ち上空で円弧を描き始めた。すると、周辺の森から旋回に加わる仲間が次々と現れる。

運良く今日の上昇気流は白樺峠へ向かって流れているようで、鷹柱はドンドンと頭上へと近づいて来る。
双眼鏡をのぞくと大半がサシバのようだ。この山あいのどこにこれだけ多くの個体が身をひそめていたのだろうかと不思議に思うほどの数だ。






鷹柱は上昇気流に乗って円弧を描きながら上へ上へと舞い上がり、十分に高度を得たところで西の方角へ向かって流れていく。そんな天空のドラマが小一時間にわたって途切れることなく続いた。


サシバはムクドリのように集団で生活する習性はないらしい。であれば、それぞれの個体が各々の感性で、渡りに適した日時・ルート・気象条件を判断し、個別に行動した結果、期せずして同日同時刻に奈川の峡谷に集結するとことになったのだろうか?それとも何らかの方法で情報交換をし合いながらここに集まることになったのだろうか?

かっては飛騨高山の農家の少女たちが諏訪や岡谷の製糸工場を目指して歩いた野麦峠を、今日は南の島々を目指すワシタカが飛ぶ。日本列島中央部に聳える山塊を越えるにはこの野麦峠越えがベストと、鳥も人間も同じ判断をしたことが愉快だ。

信州ワシタカ類渡り調査研究グループのカウントでは、今日一日で4138羽のワシタカ(うち3907羽がサシバ)が野麦峠を越えたそうだ。

2018/09/18

リンドウとアキノキリンソウ

リンドウとアキノキリンソウが咲き山荘の庭はすっかり秋色に変わった。


山ふところの ことしもここに りんだうの花 
(種田山頭火)

2018/09/10

自由農園の椎茸ホダ木


2週間ほど前にたてしな自由農園原村で仕入れた原木から次々とシイタケが発芽してくる。菌が十分に回った良品ホダ木だったようだ。このホダ木なら、冬期中の管理さえ誤らなければ来年の春はおいしい原木春子が期待できそうだ。

ここ数年スーパーで売られる椎茸がすっかり菌床栽培ものに変わってしまったのが不満だった。しばらく手抜きになっていた椎茸栽培だが、原木栽培のドンコを自家栽培で味わいたいと自由農園で8本ほどのホダ木を仕入れた。(小木900円、大木1000円)

2018/08/27

八島ヶ原湿原のミツバチ


東京から見えた某公園ボランティアグループの八島ヶ原高層湿原での植物観察会に合流。この夏の異常な酷暑のせいか湿原は早くも草モミジの景色に変わり始めていた。

ヤナギランの花は既に白い綿毛になっていたが、マツムシソウ、アサマフウロ、アケボノソウ、ハバヤマボクチ、エゾリンドウやオヤマリンドウ、. . . など、霧ケ峰高原は夏草と秋の野草の端境期に入っていた。
気になったのはマルバハギの花に集まるミツバチたち。八島湿原を一周してまんべんなく見かけたが、集まっていたのはセイヨウミツバチだけでニホンミツバチは1匹も見つけることができなかった。

熱殺戦法を知らないセイヨウミツバチは日本の自然界では自生できないとされている。ということは、ここに集まっているセイヨウミツバチ達はどこかの飼育箱から来ている蜂だろうか?

八島ヶ原湿原は人里からかなり離れた場所。最も近いスキーリゾート地の強清水まで約2キロ ①、ホテルやマンションが集まる北山地区までは4キロ以上あり ②、交配用ミツバチを飼っていそうな北山柏原の農村までは8キロもある。

蜜源としてはそんなに魅力的でもないマルバハギを目指して、こんな遠くまで、これだけ多くのミツバチが採餌に来るだろうか?日本の自然界には、飼育巣箱から”箱抜け”したセイヨウミツバチが意外と数多く棲息しているのではないだろうか?同じ疑問はビー・ライニングをしていてしばしば感じることがある。チャンスがあれば八島湿原周辺でもビー・ライニングを実行し自然巣を探してみたい気がしてきた。

2018/07/20

牧場のシナノキ


天女山分場近くを歩いていると頭上からウォーンというミツバチの羽音。見上げると無数のミツバチが満開のシナノキ(Tilia japonica)に群れている。

八ヶ岳南麓にシナノキはそう多くない。県立八ヶ岳牧場天女山分場の八ヶ岳高原ライン脇に生えている数本の巨木は貴重なシナノキ群落で、この時期の八ヶ岳南麓のミツバチたちにとっては貴重な蜜源になっている。

シナノキの花は良質なハチミツを産することでもよく知られ、ドイツや東欧でリンデン・ハニー(Linden Honey  菩提樹蜜)といえば高級ハチミツの代名詞にもなっている。

2018/06/02

虫干し


天気予報では今日明日は夏日の快晴。であれがればと諸々の遊び道具の虫干しをした。

  • ミツバチの待ち箱や飼育巣箱は、熱湯で煮沸し、天日で乾燥し、柿渋で再塗装する。
  • 蜜蜂巣箱の防寒用ムシロは天日干しする。
  • ビー・ライニング /ビー・ハンティング 用の小道具類は、砂糖液や草汁の汚れを水拭きし完全に乾燥させてカビが発生しないようにする。
  • 海外から集めた伝統的巣箱は塗り込んだ壁土を落とした後、来シーズンまで湿気で痛まないようにビニール袋で密封する。
. . . となんだかんだで一日では処理仕切れない作業量になってしまった。

2018/04/23

アオゲラのしわざ


ミツバチの生き甲斐は、”無事冬を越し、翌春分蜂して仲間を増やす”こと。だから養蜂家は飼育している群が無事越冬してくれるよう心をくだく。ところがこの冬は、予期しない事故が起きた。

2013年5月に入居したキュービック巣箱群、この巣箱がすっかり気に入ったようで、住み着いてからこの春で満5年を迎えようとしていた。ところが、その群の巣箱がこの冬アオゲラに襲われた。もちろん中にいたミツバチは、けたたましいドラミングの音に驚き逃げ出し巣箱は空っぽ。寒風の中へ飛び出したミツバチhs全員凍死したに違いない。
この5年間一度も採蜜をしていない群なので、巣箱の中には熟成したハチミツがたっぷり貯まった9枚の巣板が残されていた。

この地でミツバチを飼い始めて10年以上になるが、巣箱をアオゲラに襲われたのは今回が初めての経験だ。野鳥観察ガイドをしているペンションオーナーの知人によると、この冬は八ヶ岳南麓でアオゲラが異常に多かったそうだ。そのためこれまでは見向きもしなかったミツバチ巣箱の中に餌を求めて、ということも考えられなくもないが、被害を受けた巣箱を見る限りは蜜蝋やハチミツを食べようとしたような痕跡はない。単に穴を開ける行為そのことがアオゲラの目的だったのではと感じているが真相はまだ闇の中だ。

2017/12/09

白菜漬けと甘酢大根


昨夜からチラチラと降り始めた雪で今朝の庭は今年初めての雪化粧。

「快晴+寒風」の絶好の漬物日和なので、鍋料理用に買った野菜を急遽白菜漬と大根の甘酢漬けに方針変更した。

2017/11/28

大栗川のニホンミツバチ


今日はフィールドを多摩川河川敷から対岸の大栗川河畔で一人ビーライニング(=ビーハンディング)。11月下旬とあって花を残しているセンダングサはそう多くないが、久しぶりに東京近郊でニホンミツバチの姿を見かけた。
ただ、何度「餌付け→リリース」を繰り返しても一向に仲間が集まってくる気配がない。ここに来ているミツバチは花粉集めが目的で花蜜にはあまり興味がないのだろうか?

2017/11/17

つるしんぼ 2017秋


以前は「干し柿は甲州丸じゃなくちゃ」とのたまっていた自分だが、小粒の甲州丸の皮をむくのがおっくうになり、近頃はもっぱら甲州百目柿に宗旨替えをした。それもほんの十数個、軒先の飾りになる程度の数に減った。
吊るし紐も、以前は手編みのわら縄にこだわっていたが、今年からはビニール紐に変えた。

数少ない干し柿だから失敗はできるだけ避けようと、稲村半四郎氏の「ああ、へえ北風が出て、お天気がつづきそうだからつるしんぼをむくかな」の忠告を忠実に守るようにもしている。今年の秋は不安定な天気が多かったが、皮むきのタイミングはうまく合ったようで、これまでのところ順調に干しあがり "しこんしこんもむ” 状態になってきた。

2017/11/16

2018年フクロウシーズンのスタート


大木の樹洞(うろ)が少なくった八ヶ岳南麓で、フクロウに営巣場所を提供しようと、八ヶ岳自然クラブがフクロウプロジェクトを始めて14年目、これまで150羽以上のフクロウが八ヶ岳の森へ巣立って行った。昨日と今日の二日間は、そのフクロウ巣箱の保守点検作業。

この作業、あまり早い時期に実施すると、まだスズメバチが巣箱を利用中だったり、せっかく入れ替えた新しい巣材を、フクロウが入居する前にテンなどの小動物が汚してしまう。かといって、作業時期があまり遅くなると、寒風の中での作業がきつくなる。

天気予報は寒波到来を告げていたが、幸いこの二日間風はほとんどなく、温かい陽射しにも恵まれて談笑を楽しみながらリフォーム作業は快調に進んだ。気の早いフクロウ夫婦は12月に入ると営巣場所を探し始める。


2017/11/06

塩川ダムの紅葉がみごろ


増富大橋から見た紅葉。湖の奥、日陰部分の湖岸にはいつものように数十羽のオシドリがたむろしていた。

塩川ダムから北方向へ10分ほど車を走らせた荒川の川岸に下り、日向の岩に座り込んで昼食。塩川ダムの売店で特別にお願いして握ってもらった"おかず味噌"の温かいおにぎりが格別に美味しかった。

川面には木の葉がハラハラと舞い落ちており、流域の紅葉は間もなくフィナーレの風情だった。

帰路、ドライブで通過した木賊峠(とくさとうげ)から見た富士山もすでに晩秋の面持ち。
県道610号線を走っていて目に入った小さな廃屋。以前は分校として使われていたのか、あるいは村役場だったのか?
懐かしさを感じさせる建物の風情に惹かれ思わず車を停めた。このまま朽ち果てさせてしまうにはなんとも惜しい。

2017/11/05

ビー・ライニング - 晩秋編


雨天や台風で延び延びになっていた地元K高校生とのビー・ライニング。
フィールドを春の須玉川渓谷から釜無川河畔に移し、花畑をアブラナからセンダングサにシフトしてニホンミツバチを追う。
蜜源・花粉源が豊富な早春とは異なり、晩秋のビーライニングはミツバチの餌づけが容易で、集まってくるミツバチの数も圧倒的に多い。

2度目とあって高校生たちはすっかり手馴れたもので . . .
  • サンプル蜂の捕獲→餌付け→リリース
  • ある程度集まりだしたらパイロット蜂を選んで背中にマーキングし
  • マーキングしたミツバチが再度ビーボックスに訪れるまでの時間と帰巣方向から巣のありかを推測する
. . . と作業はトントン拍子で進む。

彼・彼女たちが記録したデーターを、巣を発見した後でチェックしてみたがかなり的を得た数値が記録されていた。

ただ、今日の演習での想定外の出来事は . . .
  • ニホンミツバチ狙いだったが、集まって来るのはセイヨウミツバチがほとんど
  • 最初の餌づけポイント(下地図の①)でミツバチは西〜南方向の丘陵地へ飛んで帰ると読んでいたが、リターン飛翔は釜無川を越えて東の集落方向へ
. . . という二点。ただその理由は、巣を発見した時点で判明した。

今日集まったミツバチは、集落の住民に飼育されているセイヨウミツバチの巣箱からのもので、昨年体験したように丘陵地から飛来してくるニホンミツバチではなかった。注(1)

突き止めた巣が自然巣でなかったのは残念だったが、徐々に場所を絞り込み、たとえ飼育巣箱であっても最終的にはその位置を突き止めたのだから、高校生たちのビー・ライニング技術の進歩は賞賛に値する。

最後はビーライニングでたどり着いたF氏の飼育群を見学させていただき、帰りにはハチミツ瓶詰のお土産までいただいたのだから、高校生たちにとっては収穫の大きいビーライニング/ハニーハンティングの一日だったに違いない。

①、②、...はビーボックスを移動した場所。矢印はパイロット蜂の帰巣方向

注(1) :セイヨウミツバチがビーボックスを占拠してしまうと、ニホンミツバチは敬遠してそこには寄り付かなくなってしまうのだろうか?今後の調査課題。

2017/11/03

奉献 葡萄酒樽


孫娘と孫息子の七五三祈願に訪れた明治神宮、参道に並べられていた葡萄酒樽を見て”日本にもビーハウスが!”と一瞬見間違えてしまった。

スイスやスロベニアのビーハウスに関心を持ってからもう十年以上になる。が、まだビーハウスでのニホンミツバチ飼育は実現していない。そのせいもあったのか早とちりだった。

率先して西洋文化を取り入れようとした明治天皇は、葡萄酒もよく嗜まれたそうだ。そんな明治天皇に、海外の葡萄酒メーカーから寄贈された葡萄樽の陳列で、隣には明治天皇御製の歌が掲示されていた。
よきをとり あしきをすてて外国(とつくに)に おとらぬ国となすよしもがな
ここ数年、仲間内の会合で "明治維新の真実" の議論が盛んだが、明治時代に生きた人たちが、西洋諸国に追いつけ追い越せの熱意に燃えていたことだけはこの歌からも伺える。

2017/11/02

落葉松黄葉

11月2日付八ヶ岳ジャーナルへ投稿した記事